この海で、生きものたちと泳ぐのが大好き!(動画あり)
2016/06/12
こんにちは、広報室の松岡です。
先月の末、ボルネオ島の、マレーシア・サバ州より、新しい海の国立公園が設立!というニュースが飛び込んできました。
その広さ、約1万平方キロ!マレーシアでは最大の海洋保護区「トゥン・ムスタファ国立公園」が誕生したのです。
ボルネオと言えば熱帯雨林が有名ですが、その周囲をとりまく海にも、色鮮やかなサンゴや魚、ウミガメなどが多く息づいています。
特に、その豊かさが知られるトゥン・ムスタファは、漁場としても大切な海。
そこで、今回の国立公園設立では、開発の規制や景観保全のルールを徹底しながら、地域の人々による漁業も守る、二つの視点を持った取り組みが目指されています。
そんな海の様子と、そこに生きる人々の想いを紹介した、素敵な動画を一つご紹介します!(マレー語音声、英語字幕)
「このきれいな海で、生きものと一緒に泳ぐのが大好き。魚やカメがいない未来は考えられない」と語る少年。
「自然を守る大切さを知り、ダイナマイトを使う漁を止めました。海を守るため、今は息子と共に海のパトロールをしています」と語る漁師。
「魚が少なくても暮らしていけるように、漁師の妻たちがグループを作って、蔦を編み雑貨を作って売り始めました。過去にとらわれずに考え、挑戦しなければ、未来は変えられません」と微笑む女性。
この保護区の設立を実現するため、WWFマレーシアのスタッフたちは、13年間にわたり奮闘を続けてきました。
そして今、私たちが目指す「人と自然が調和して生きる」未来の姿が、ここで一つの形になろうとしています。
これからも、世界のこうした取り組みの動画をご紹介したいと思いますので、ぜひご注目ください!