BEEプログラム:ユース13名が石垣島を訪れました!


2024年8月にスタートした次世代環境リーダー育成プログラム「BEE」(BEEプログラムの詳細はこちら )。プログラムの一環としてフィールドワークが開催され、ユース13名がWWFジャパンが長年地域に根差した環境保全を行ってきた沖縄県石垣島・白保を訪れました。

2泊3日のフィールドワークの中でサンゴ礁環境の悪化要因となる赤土流出の対策現場の視察や、料理・工芸といったサンゴ礁文化体験、地域のみなさんとの交流会などを実施。そこから得た情報をもとに、白保の自然環境をとりまく現状分析や、地域のステークホルダー分析を行い、自然と社会のつながりと課題を多角的かつ本質的に捉え、周りを巻き込む環境保全事例を学びました。

赤土が溜まる「沈砂池」を見学するユース。質問が後を絶ちません。
© WWF Japan

赤土が溜まる「沈砂池」を見学するユース。質問が後を絶ちません。

環境・社会課題の解決のためには、課題を取り巻く人々と地道な対話を通して関係を構築することや、地域の社会・文化・歴史などを深く理解することが欠かせません。今回の石垣島でのフィールドワークはユースそれぞれが、改めて自身の事業モデルや地域との関わり方を改めて見直すきっかけとなりました。

WWFジャパンが行ってきた赤土流出のモニタリング方法について学ぶユースたち。
© WWF Japan

WWFジャパンが行ってきた赤土流出のモニタリング方法について学ぶユースたち。

また、移動時間や各日の日程終了後もわいわいと話がやまないほど参加者間の距離がグッと縮まり、異なる興味関心、専門領域を持ったユースが集まる”BASE“としてのBEEプログラムの良さが存分に発揮された2泊3日でした。

一日の終わりには、その日に学んだことや考えたことをシェアしました。
© WWF Japan

一日の終わりには、その日に学んだことや考えたことをシェアしました。

運営スタッフとしてもユースそれぞれの個性と魅力をさらに深く知ることがきました。フィールドワークでの学びを糧に、残り4か月間でさらに事業案がブラッシュアップされていくことを期待しています。

この記事をシェアする

自然保護室(環境・サステナビリティリーダ開発グループ)
松井 日奈子

修士(社会科学) 東京外国語大学を卒業後、フィンランド トゥルク大学にて文化人類学を専攻し、修士号を取得。学部生時代に複数の国際交流事業の企画運営をしていた経験が生き、現地自治体の気候変動対策チームにて環境教育プログラムの立ち上げやサーキュラーエコノミーをテーマにした学生派遣事業に携わる。帰国後、2024年にWWFジャパンに入局。教育担当として、次世代環境リーダー育成プログラムに関する業務に従事。

ユースは未来そのもの。 環境課題はもちろん、それらと密接に関わる人権・ジェンダー・文化多様性等にも想像力を持つ次世代育成の一助となれればと思っています。冬が好きで、旅行先は寒いところを選びがち。北欧ラップランドの荘厳な自然の大ファンです。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP