横浜の女王の足元には
2017/03/27
先日、アースアワーのイベントが行なわれた桜木町駅前から汽車道を通って、海を見ながら15分。
横浜三塔のひとつ、クイーンの塔が見えてきます。
その足元に何があるかご存知ですか? そう、横浜税関です。
そして、この税関には「クイーンの広場」と呼ばれる資料展示室があります。
この展示室が、先ごろリニューアルされました!
海外との水際をあずかる税関。
そのひざ元にあるこの展示室では、横浜税関の歴史、建築デザインの変遷や、税関職員の仕事を、展示やビデオで紹介しています。
また、密輸の手口や規制対象品の紹介、塗り絵もできるキッズコーナーなどが設けられているほか、各展示にはQRコードがついていて、スマートフォンがあれば、日本語、英語、中国語でより詳しい説明が読める工夫がされています。
もちろん、野生生物の国際取引を規制する「ワシントン条約」も、展示の大きなテーマの一つ。
輸入規制の対象品として、カンムリワシやイグアナのはく製、象牙やワニ革製品などが展示され、私たちTRAFFICが作成した条約についてのパネルも貼られています。
職員の方に伺ったところ、特に人気なのは、偽ブランド品と本物を並べてどちらが正規品か考えるコーナーだそうですが、ワシントン条約のコーナーも、多くの方に見ていただけるように、良いアイデアを提案したいと思います。
ちなみにこの展示室の職員さんは、元・税関の職員とのことで、展示に関することのみならず、税関でのお仕事についてもいろいろお詳しいようでした。
春休み、横浜に行く機会があったら、ぜひクイーンの広場に立ち寄って、お話を聞いてみてくださいね。(トラフィック 若尾)