[COP10関連] 日本政府代表団とNGOとの懇談会
2010/10/19
草刈です。午後8時から、COP10本会議場の3階で、日本政府代表団とNGO(非政府組織)との意見交換会が始まりました。
この意見交換会は、IUCN日本委員会の呼びかけで開かれたもので、COP10会議が始まってから、初めてとなるNGOと議長国政府との意見交換会です。
参加しているのは、環境省と外務省、農水省の主な担当者、そして会議場に集まっているNGOのメンバーです。
WWFや生物多様性条約市民ネットワーク、FoEジャパンなど国内の多数NGOのほか、海外のNGOからも参加があり、英語で議論が進められています。
NGO側からは、今回の会議の議長国である、日本政府の締約国会議の関与のあり方や、会議後半の閣僚級会合に対し、どのように采配を振るっていくのか、といった質問がありました。
政府側からは、ハイレベル会合については、公式スケジュールの説明があったものの、具体性には今ひとつ欠ける印象。また、新しい戦略計画の中で設定するべき海洋保護区の目標%についても、15%だった目標に対して、政府としては10%と考えている、との説明でした。
見た目にも相当控えめな対応で、道筋が困難と目される議題が多くある中、各国の合意をしっかり取り付けられるのか、NGO側としては、議長国としてのリーダーシップをしっかり日本政府に取ってもらうよう、求めてゆかねばならないようです。