「有明海ぐるりんネット」に参加してきました


自然保護室の前川です。
先週木曜の14日に佐賀県佐賀市のNPO法人「有明海ぐるりんネット」の定例会で講師をつとめてきました。

テーマは、まもなく完成予定の冊子『現場の声から学ぶ 豊かな海の作り方入門』。
地域で進められている取り組みを参考に、持続可能な海の利用を日本で広げてゆこう、という内容です。

参加者は皆さん、それぞれ独自に地域の環境保全活動に取り組んでいる方々で、このNPOはそうした異なる活動を結ぶ異業種交流会のようなものになっています。
いずれの方も、それぞれの視点と考え方、実績をお持ちで、どうしたら有明の海を守れるか、活発な意見交換の場となりました。

「有明海ぐるりんネット」では、有明海守るには、有明海のことを知ってもらうことが必要というアイデアから、毎年「有明海検定」も実施しています。もちろん問題を考えるのは所属するメンバー全員。検定ブームを利用したユニークな取り組みです。

また、定例会の後の、地元の美味しいお酒と食事が、楽しいメンバー交流の場ともなっています。自然の素晴らしさ、大切さを理解し、また活動を楽しみながら、環境を守るための確かな取り組みをしている、そんなとてもいい例がここにありました。

 

 

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広大な干潟が広がる有明海は渡り鳥の楽園。貝などの底生生物も多く、漁業も盛んです。

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交流会の様子。それぞれが活動のエキスパートたちです

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自然保護室(海洋水産 グループ長)
前川 聡

修士(動物学・北海道大学)
渡り性水鳥の全国調査および国際保全プログラムのコーディネーター業務、WWFサンゴ礁保護研究センター(沖縄県石垣島)での住民参加型の環境調査および普及啓発業務、海洋保護区の設定および管理状況の評価業務等に従事後、2011年より東日本大震災復興支援プロジェクトと水産エコラベルの普及および取得支援に携わる。養殖業成長産業化推進協議会委員。

日本各地の漁師町を訪ねては、持続的な養殖や漁業の推進のために関係者の方々と話し合いをしています。道すがら、普段はなかなか見ることができない風景や鳥を見つけては、一人ほくそえんでいます。もちろん、新鮮な魚介とお酒も! 健康診断の数値が気になるAround Fifty

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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