今日は「海の日」!ということでクイズです
2016/07/18
自然保護室の前川です。
7月18日は「海の恩恵に感謝し、海洋国家の繁栄を祝う」海の日。そこで今日は、海の環境と漁業についてのクイズを出したいと思います。
Q1 世界で最も漁獲量が多い国はどこ?
1)日本
2)中国
3)アメリカ
Q2 世界で最も漁獲されている魚は?
1)ビンナガマグロ
2)ペルーカタクチイワシ
3)スケトウダラ
Q3 この世界地図は何の大小を表している?
1)漁業従事者の比率
2)漁船の保有台数
3)国民一人当たりの水産物消費
それでは正解と解説です。
Q1 こちらの答えは中国。
海や河川での漁業、養殖業、いずれも2位のインドネシアに大きく差をつけ、世界1位です。日本は近年減少傾向ですが、それでも世界4位の漁獲大国。海に対する影響力は、非常に大きなものがあります。
Q2 の答えはスケトウダラ。
2014年には1年で321万トンが漁獲されました。
獲りすぎ!と思われるかもしれませんが、漁獲全体の6割以上を占める3件のスケトウダラ漁業が、すでに環境に配慮した「MSC認証」を取得。その資源は大切に使われています。
最後のQ3の答えは国民一人あたりの水産物消費量。
グリーンランドや韓国はこの量が年間60kgを超え、日本や中国を上回りますが、人口の多さを考えると、両国が及ぼす影響はやはり大きいと言えます。
こうしたデータは先日、国連農業食料機関(FAO)が発行した『世界水産白書2016年版』によるもの。
世界の水産物の消費は年々増加し、2014年はついに一人当たり年間20キロを超えました。その半分は、養殖の水産物です。
未来に向けて、人はどのように海と付き合ってゆくべきなのか。
それを問い続けながら、海の自然を守り、持続可能な漁業を進める取り組みを、私たちも続けていきたいと思います。