© Brian J. Skerry _ National Geographic Stock _ WWF

「プラごみから海を守ろう」署名が200万件を突破!


「ストップ!「ゴーストギア」~プラスチックごみから海を守ろう」を合言葉に「プラスチック問題解決に向けた国際協定」の発足を求める署名キャンペーン。

日本を始め40か国以上で展開中ですが、このたび、全世界で200万を超す署名が集まりました。

ご署名いただいた皆様、ありがとうございます。

深刻な海洋プラスチック問題の原因「ゴーストギア」を無くそう!

一方で、「プラスチック問題解決に向けた国際協定」については、65か国以上の政府が支持を表明していますが、日本政府はまだ明確な支持を表明していません。

海洋プラスチックの問題は深刻さを増しています。

毎年1,100万トンのプラスチックが海に流出しており、決定的な対策を講じない限り、2050年には海は魚よりも多い量のプラスチックで溢れかえってしまう恐れがあります。

「ゴーストギア」(漁網の断片)が首に絡まったアザラシ
© naturepl.com _ Enrique Lopez-Tapia _ WWF

「ゴーストギア」(漁網の断片)が首に絡まったアザラシ

海洋プラスチックの中でも危険なものが「ゴーストギア」と言われる海に流出した漁具。この「ゴーストギア」が一旦海洋生物に絡まると、長い間苦しみを与え続け、最後には命を奪います。

このような悲劇をこれ以上拡げないためにも、プラスチックの海への漏出を防ぐために世界の指導者たちに呼びかける「署名」に引き続きご協力ください。

プラスチックは軽くて丈夫、更に安価という特性で、現代社会に広く浸透しました。

特にこのコロナ禍で、感染防止の為のプラスチック製医療用具などは必要不可欠と言えますが、使い捨ての容器包装プラスチックなどにより膨大な量のプラスチック廃棄物が発生しています。

© Shutterstock / cgdeaw / WWF

この年末、新型コロナ感染防止対策のためには、これらプラスチック製品の使用がやむを得ない場面もあるとは思います。

その一方で海洋プラスチック問題が進行していることにも、想いを巡らせてみてください。(海洋プラスチック担当:浅井)

深刻な海洋プラスチック問題の原因「ゴーストギア」を無くそう!

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自然保護室(海洋水産)
浅井 総一郎

学士(法学・青山学院大学) 広告会社勤務を経て、2020年WWF入局。海洋プラスチックごみ対策のフィールドプロジェクトを担当しています。

趣味はサーフィン。海に入っているとプラスチックごみの多さを感じます。近所の海岸ではビーチクリーンを行っています。拾えば拾った分だけごみは確かに減りますが、追いつくものではありません。より効果的な企画・アプローチを考えたくWWFへ。

人と自然が調和して
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