[COP10関連] COP10閣僚会議での菅首相の演説


草刈です。
今日のCOP10閣僚会議で菅首相が演説しました。

この演説は、生物多様性に関する正確な情報を政策に反映させることの必要性や、生物多様性の価値の経済的視点での評価、環境の持続可能な利用による「グリーンエコノミー」を進めることの重要性、途上国への資金支援を行なう地球環境ファシリティ(GEF)への大幅な増資、民間部門の参加といった内容のものでした。

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また、生物多様性の保全こそは、21世紀の最大のチャレンジであること。それには、あらゆる社会のセクターの参加が必要であること。今こそ、行動を起こすべき時であること、などなどについて言及。

「大絶滅を止め、生物多様性を責任を持って引き継いでいくことが重要である。国連システム全体で、国連の生物多様性の10年を設けるように要請する」という発言もありました。この点は、CBD市民ネットなどのメンバーたちが久しく政府に対して求めてきたポイントを、議長国の首相である菅総理が、その言葉に盛り込んだ形となりました。

この演説が、この先の閣僚級会合にどのような影響をもたらすか。注目していきましょう!

 

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自然保護室 国内グループ所属
草刈 秀紀

日本の自然保護にかかわる法制度の改善をめざす取り組みを行なっています。

子どもの頃から動物が好きで、農業者でもないのに農業高校の畜産科に行き、上京して大学時代に多くの自然団体の会員になりました。野生のエルザのゲームワーデンにあこがれ、32年前に職員になりました。最近は、永田町を徘徊しています。

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