「幻のウサギ」に、新聞やテレビが注目!
2011/01/07
森林広報担当の古澤です。2011年もどうぞよろしくお願いします。
私たちWWFジャパンでは今年、荒れ地に木を植え、森をよみがえらせるプロジェクトを新たに始めます!その予定地が、インドネシアのスマトラ島です。
スマトラでは島を覆っていた豊かな熱帯林が、この25年間にほぼ半減。野生動物たちもすみかを失ってきました。
その中には、目撃情報のほとんどない、世にも珍しいウサギも含まれています。
スマトラウサギです。
卯年の2011年、この「幻のウサギ」に、新聞やテレビが注目! 年末には朝日新聞で取り上げられ、今週もNHKの番組スタジオパークや、読売新聞で紹介されました。
スマトラウサギのすんでいる森の問題は、日本とも無関係とは言えません。スマトラの木で作られる紙や、開拓された農地で獲れたものを輸入しているからです。
私も、スマトラの森の消費者として何ができるだろう… っていつも考えるのですが、一人ひとりでは、なかなか難しいですよね。たくさんの人に関心を持ってもらうのも、簡単ではありません。
でも、「熱帯林が失われる」ではなくて、たまには「森がなくなると、こんなウサギがいなくなる!」と考えてみると、感じ方や、受け止め方も変わってくると思うのです。
ぜひ、新年にまつわる干支の話題として、皆さんも「スマトラウサギ」のことを紹介してください。
そして、WWFの「森を再生するプロジェクト」にも、ご支援をお願いいたします!