「世界貧困デー」とSTAND UP TAKE ACTION 2011


温暖化・エネルギー担当の山岸です。
今日は国連が定めた「世界貧困デー」。この日に向け、世界の各地では、貧困を無くそう、そのためのたくさんの人の声を、各国のリーダーたちに届ける「STAND UP TAKE ACTION 2011」キャンペーンが行なわれてきました。

アクションは簡単で、みんなが「立ち上がる」その姿を写真に撮り、キャンペーンの事務局に送るだけ。

これに参加するため、今日の昼休みに、WWFジャパンの事務局でも、スタッフが集まって写真を撮りました。

このキャンペーンは具体的に言うと、貧困解決のための世界的なムーブメントで、「ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)」の達成を後押しするものです。

MDGsとは、2000年の国連ミレニアム・サミットで採択された「国連ミレニアム宣言」をベースがまとめられた国際的な目標のこと。

MDGsでは、2015年までに「世界の貧困人口を半減する」などの具体的な8つの目標を達成を目指しており、その後10年の間に、各地で貧困の削減に向けたさまざまな取り組みが行なわれてきました。しかし、目標の達成はまだ難しいとされています。

同じく、8つの目標の一つとされている「環境」の問題もまた、こうした貧困問題と深く結びついています。

人権、環境、経済、さまざまな視点から考えるべきこの問題。文字通り、世界が「一つ」になって意思表示をし、解決してゆかねばと思います。

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昼休みの会議室で撮影。30人くらい?集まりました。

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WWFが今行なっている、自然エネルギー100%キャンペーンも一緒にアピールしました。

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自然保護室長(気候エネルギー・海洋水産・生物多様性・金融)
山岸 尚之

立命館大学国際関係学部に入学した1997年にCOP3(国連気候変動枠組条約第3回締約国会議)が京都で開催されたことがきっかけで気候変動問題をめぐる国際政治に関心を持つようになる。2001年3月に同大学を卒業後、9月より米ボストン大学大学院にて、国際関係論・環境政策の修士プログラムに入学。2003年5月に同修士号を取得。卒業後、WWFジャパンの気候変動担当オフィサーとして、政策提言・キャンペーン活動に携わるほか、国連気候変動会議に毎年参加し、国際的な提言活動を担当。2020年より自然保護室長。

京都議定書が採択されたときに、当地で学生だったことがきっかけでこの分野に関心をもち、大学院を経てWWFに。以来、気候変動(地球温暖化)という地球規模の問題の中で、NGOがどんな役割を果たせるのか、試行錯誤を重ねています。WWFの国際チームの中でやる仕事は、大変ですがやりがいを感じています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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