3月3日は、「世界野生生物の日」


来週の3月3日は桃の節句。
おひなさまを飾っていらっしゃるお家も多いのではないかと思います。

ところで、この3月3日が、今年から「世界野生生物の日」となったのをご存知でしょうか?

この「世界野生生物の日」は、地球上のあらゆる自然、景観の中に息づく、多種多様な野生生物に対する人々の意識を高めてゆこう!と制定されたものだそうです。

昨年3月に開かれたタイでのワシントン条約会議の場で提案され、同じく昨年12月の国連総会で採択されました。

日本では今年、この日に合わせて国連大学主催のシンポジウムが開催されます。

WWFジャパンの野生生物取引部門であるトラフィックジャパンのスタッフも、このシンポジウムにパネリストのひとりとして参加。経産省、環境省、外務省といった関連省庁の方々と共に、セッションに参加いたします。

また、ワシントン条約事務局長をつとめるジョン・スキャンロン氏も、ビデオ出演いたします。

平日の開催で、1日がかりのシンポジウムとなりますが、日本でも初めてとなる「世界野生生物の日」の催しですので、ぜひご注目ください。

ちなみに、ご質問をいただいたので記しておきますと、「なぜ、3月3日が野生生物の日なのか?」ですが、それは「ワシントン条約」がアメリカのワシントンで調印された日が、1973年の3月3日だったから、だそうです。

ワシントン条約の正式名称は「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」。

これはいうまでもなく、地球の野生生物の保護をささえる、とても大事な条約。これを記念したもの、ということです。(広報室 三間)

【イベント情報】東京会議~野生動植物犯罪について考える

日時 2014年3月3日 9:30~17:30(8:30開場)
場所 国連大学ウ・タント国際会議場(東京都渋谷区神宮前5-53-70)[地図]
詳細 世界野生生物の日シンポジウム「野生動植物について考える」


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自然保護室(コンサベーションコミュニケーション グループ長)
三間 淳吉

学士(芸術学)。事務局でのボランティアを経て、1997年から広報スタッフとして活動に参加。国内外の環境問題と、保全活動の動向・変遷を追いつつ、各種出版物、ウェブサイト、SNSなどの編集や制作、運用管理を担当。これまで100種以上の世界の絶滅危惧種について記事を執筆。「人と自然のかかわり方」の探求は、ライフワークの一つ。

虫や鳥、魚たちの姿を追って45年。生きものの魅力に触れたことがきっかけで、気が付けばこの30年は、環境問題を追いかけていました。自然を壊すのは人。守ろうとするのも人。生きものたちの生きざまに学びながら、謙虚な気持ちで自然を未来に引き継いでいきたいと願っています。

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