9/13シンポジウムご案内:大雨や洪水...気候変動リスクどう備えればいい?
2017/09/06
温暖化担当の小西です。
大雨や洪水に苦しめられたこの夏、目を世界に転じれば、ハリケーン「ハービー」がアメリカ南部に激甚な被害をもたらしています。
これらの現象が温暖化のために引き起こされた、と科学的に100%証明はできません。
しかし、温暖化によってこうした異常気象の影響が深刻化する可能性は、以前から指摘されてきました。
気象庁が2017年3月に発表した温暖化の予測情報「地球温暖化予測情報第9巻」によれば、「このままの生活を私たちが続けるならば、21世紀末には、日本の年平均気温は4.5度上昇する」予測となっています。
これは東日本で言えば、たとえば東京が現在の屋久島に近い気温になることを示しており、さらに一日の降水量が200ミリを超えるような大雨も2倍以上になると予測されています。
「ハービー」の例に見る海外の事例はもちろん、日本でも今後同様に見舞われるおそれのある異常気象が、温暖化と何らかの関係を持っていることは、ほぼ間違いないのではないでしょうか。
そんな中で、私たちはどのように備えたらよいのでしょう。
温暖化の怖さは、未知の現象が、そうした状況に慣れていない人たちを襲う点にあります。
つまり今、最も必要なのは、情報を知ることです。
今年は日本各地で、温暖化のリスクを考え、その問題への耐久力(レジリエンス)を高めよう、というセミナーが開催されています。
その一つとして、私も9月13日に東京で開かれるシンポジウム「深刻化する気候変動-変化する災害リスクと最新情報の活用に向けて」に登壇させていただくことになりました。
生活、ビジネス、これからの未来を考える上で、大きな課題となるこの問題について、ご一緒に考えてみませんか?
ぜひご参席ください。お待ちしています!