3月3日は何の日?
2015/02/26
3月3日は、いわずと知れた「桃の節句」ですが、「耳の日」(日本耳鼻咽喉科学会が1956年に制定)、金魚の日(日本観賞魚振興会が1990年に制定)、サムギョプサルの日(2003年に韓国の畜産組合が制定)など、実は他にもいろいろあるようです。
そこにもうひとつ、「世界野生生物の日」というのが加わりました。決まったのは2013年12月、決めたのはなんと国連(国際連合)!
背景には、近年、ゾウやサイなどの密猟や違法取引に代表される「野生生物犯罪」の急増があります。
つい先月も、南アフリカ政府から、同国内で2014年の1年間に密猟されたサイの数が、前年を上回って1,215頭に上ったという、とても悲しい発表がありました。
そこで国連では「世界野生生物の日」を定めることで、こうした事態への関心を高めるPR活動に努めるよう、加盟国や、関係機関に呼びかけている、というわけです。
3月3日が選ばれた理由は、1973年3月3日に、野生生物の過剰利用や、違法取引を防止するための国際条約「ワシントン条約」が採択されたことにちなんでいます。
WWFも、3月3日に先立つ週末となる2月28日(土)、東京の上野動物園で、絶滅のおそれのある野生動物について、広く知っていただくためのイベントを開催することとなりました。
密猟や違法取引が主な減少原因となっている「ゾウ」「トラ」「サイ」をモチーフに、簡単なペーパークラフトでおひなさまを作り、「3月3日は、世界野生生物の日!」だと覚えていただくことが狙いです。
どなたでもご参加いただけますので、ぜひ遊びにいらしてください!お待ちしています。