森の恵みを満喫!東京都檜原村FSC(R)認証林ツアー


こんにちは森林担当の古澤です。

先日WWFジャパンでもご案内させていただいた、東京都西多摩郡にある檜原村へのFSC認証林ツアーが、9月12日(土)に行なわれ、私も参加してきました。

今回は、定員を大きく上回るたくさんの方にご応募いただき、残念ながらご参加いただけなかった方には申し訳ありません。またの機会をご期待いただければと思います。

訪問した檜原村で林業を営む田中林業さんは、江戸時代から続く林業家。15代目の田中惣一さんは、代々受け継いできた森で国際的な森林認証林制度、FSC(R)を2012年に取得しました。

森林認証の説明というと小難しくなりがちですが、今回は難しいことは一切なし!田中さんに実際に認証林を案内いただきながら、木々や森の手入れについて教えていただきました。

森の管理を文字で学ぼうとするのと違って、森のなかで実際に木々や地面に触れながら聞くお話は、すっと頭に入る気がします。

FSCの認証を受けた森。スギやヒノキの森ですが、こうした広葉樹の大木が随所に見られます。

個人的には、下草の種類の豊富さにびっくりしました。日本の認証林も何箇所か訪問したことがあり、どの認証林も森の手入れがしっかりされているので、日の光が地面に入って下草は育つのですが、田中林業さんの森は特にアジサイが印象的で、しかも何種類も見ることができました。

森を見学した後のランチタイムには、FSCの森から切り出された薪でピザ焼き、さらにバターナイフ作りにもチャレンジ。もちろんバターナイフはお土産に持って帰っておうちで使えます。

林床をおおうアジサイ。自然度の高さはFSCの森の特徴です。

FSC認証の森を歩き、食べて、遊んで、本当の森の恵みを体験。今後もこうした機会、つくっていけたらと思います。

ピザを作って焼きました。薪はもちろんFSCの木材!

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自然保護室(森林グループ所兼 マーケットグループ長)
古澤 千明

大学卒業後、民間金融企業での勤務を経てWWFジャパンに入局。2010年より主に東南アジアの森林保全プロジェクトを担当。インドネシアやメコン地域などのWWFオフィスとも連携しながら、森林減少の要因となっている農林産物の生産について、関係企業に生産現場の課題を伝えたり、調達改善のための支援に取り組む。2021年からは、マーケットグループ長も兼任し、森林保全の枠を越えて企業のサステナビリティの向上に努める。

幼いころから自然や生き物への興味はありましたが、WWFとの出会いは偶然でした。自然科学や生物のスペシャリストではない自分だからこそ、得られる理解・賛同もあると信じつつ、そうは言っても日々勉強です。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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