親子で魚をさばいて食べて海の資源を学ぶ
2020/12/21
先日、親子で、魚をさばいて料理して、食べて、海や魚のことを学ぶ、もりだくさんのイベントを開催しました!
会場は、「持続可能な資源利用社会実現への貢献」をかかげ、2020年3月より、サステナブル・シーフードを導入している、株式会社ゼットンの葛西臨海公園内レストラン。
今回、さばく魚は、2020年6月にマダイでは、世界で初めてASC認証を取得した愛媛県宇和島産の養殖マダイです。
ASC認証は、環境や地域社会、養殖場で働く人びとに配慮した、責任ある養殖により生産された水産物に与えられる認証制度です。ASC認証の魚には、「サステナブル・シーフード」の目印となる青緑色のマークがついています。
サステナブル・シーフードの「サステナブル」は、参加者の子どもたち自身が大人になった時もまたその後の世代も、かけがえのない海が生み出す恵みをいつまでも食べ続けるために、ということも指しています。海を守りながら、利用する方法、その1つのヒントが、ASC認証の魚を選ぶことです。
今回のイベントでは、海を目の前にした場所で、普段あまり見ることのない1匹のままの魚をさばいて、料理して、食べるという体験を通じて、その魚が住んでいる海のことや魚の現状についての話が、いつもより実感をもって届けられたのではないかと思います。
イベントでは、特典として配布したWWFジャパンの「おさかなハンドブック」を真剣に読んでいる子どもたちの姿が印象的でした。子どもたちには少し難しい内容ですが、食卓で、買い物に行く際、食べる際、ぜひみんなで読んで、今、私たちにできることを考えてもらえればと思っています(海洋水産グループ・滝本)。