国内大学の学食で初めてのサスシー提供開始!
2022/05/13
「サスシー」って何?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。「サスシー」とは「サステナブル・シーフード」の略。「サステナブル・シーフード」とは、水産資源の獲りすぎに注意し、海の環境を守って獲られた水産物や環境と社会への影響を最小限に抑えた養殖場で育てられた水産物のことをいいます。
この「サステナブル・シーフード」のメニューの提供が、5月9日、国内の大学では初めて、横浜市立大学の学食で開始されました。
これは、学生団体「TEHs」(テフズ)の「サスシープロジェクト」メンバー発の取組みが実現したものです。
TEHsは、SDGsの認知度が低いことや、SDGs達成の貢献のために、実際に何をするべきかわからない人が多いことへの問題意識から、実際に行動を起こすことのできるしくみや環境づくりをしようと設立された学生団体です。
そのひとつが、この「サスシープロジェクト」。企画書作成に1年、そして関係者を説得、巻き込んでいく過程に1年と、2年間をかけて、SDGs達成に貢献できるひとつのしくみを実現させました。
サスシー学食で貢献できるSDGs目標は、12番「使う責任」と14番「海を守る」です。
若い力が、大きな一歩を生み出したこのサスシー学食プロジェクト。学生さん達の熱い思いが、「サステナブル・シーフード」が日本のスーパーや飲食店でさらに普及することを目指して活動を続けている私にとって、とても心強く、胸が熱くなりました。
この日本発の動きが継続すること、そしてさらに他の大学の学食へと広がること、それを応援しつつ、皆さんも、今日の買い物やお食事から、「今日、サスシーにしない?」とご家族やご友人を誘って、「サスシー」を探しにいってみるのはいかがでしょうか。
(自然保護室滝本)