404絶滅動物図鑑


広報の三間です。

ここしばらく、WWFジャパンのウェブサイトの中で、たくさんのアクセスをいただいているページがあります。

なにかと言いますと、「ページがみつかりません」というページです。

よく、間違ったURLや、削除されてしまったページにアクセスすると「このページは見つかりません」という表示(404)が出ますが、あれのことです。

今年2月にサイトのデザインを変更した際、この404のページに、ちょっとした悪戯?を仕込みました。

ページが見つからないことに事寄せて、ドードーやリョコウバトなどの絶滅してしまった鳥のイラストを入れ、「この鳥は世界中探しても見つかりません」という一言を添えたのです。

そうした絶滅鳥を数種、ランダムに表示されるようにしたのですが、数日前、これがネット上で「404が絶滅動物図鑑になっている!」と、ちょっとした話題になり、以来、驚くほどアクセスが増えてしまいました。

増えたといっても、見られているのが404のページなので、ウェブ担当としては、ありがたいような、ありがたくないような???

とにもかくにも、こうした野生生物の絶滅について、認識をあらたにしてくださった方が多くいてくれれば、仕事冥利に尽きるかと思います。

あえて、是非ご覧ください、とは申しませんが、折がありましたら見てみてください。

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自然保護室(コンサベーションコミュニケーション グループ長)
三間 淳吉

学士(芸術学)。事務局でのボランティアを経て、1997年から広報スタッフとして活動に参加。国内外の環境問題と、保全活動の動向・変遷を追いつつ、各種出版物、ウェブサイト、SNSなどの編集や制作、運用管理を担当。これまで100種以上の世界の絶滅危惧種について記事を執筆。「人と自然のかかわり方」の探求は、ライフワークの一つ。

虫や鳥、魚たちの姿を追って45年。生きものの魅力に触れたことがきっかけで、気が付けばこの30年は、環境問題を追いかけていました。自然を壊すのは人。守ろうとするのも人。生きものたちの生きざまに学びながら、謙虚な気持ちで自然を未来に引き継いでいきたいと願っています。

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