インドネシアより。のど痛には「サイ印」!?
2014/12/29
こんにちは、広報の増本です。
先日、私たちが目下スマトラサイの保護活動に取り組んでいる、インドネシア・ボルネオ島のフィールドに行ってきました。
初冬の東京から赤道直下の熱帯の島へ。急な気温の変化にやられたのか、のどを痛め、ある朝起きると声が出ません。
この先1週間以上あるのにどうしよう...と弱気になっていると、現地スタッフが「これを飲め」とあるものを手渡してくれました。
薬かな?と思いきや、見た目は透明の水で、ラベルにはサイのイラストと「CAP BADAK」の文字。日本語で「サイ印」の意味です。
現地スタッフいわく、のどの痛みに限らず、熱が出たり体が火照ったときに飲む、いわゆる熱冷ましのようです。
同行していた同僚の先輩も、「高熱時にこれを飲んだら、途端に熱がさっとひいた」と話していたそう。
とはいえ、どうみてもただの水にしか見えない...と半信半疑で原材料を確認し、翻訳ツールで調べてみると、「Gypsum Fibrosum(石膏)」「Galcareous Spar(炭酸カルシウム)」「Bahan-bahan lain sampai(その他の材料)」と読めます...。
炭酸カルシウムはよいとして、石膏!?
さらに、「その他の材料」って!?
スタッフの親切はありがたいものの、飲むのが非常に不安になってきました。
結局、1日3本を2日間、飲み続けたのですが、正直あまり変化はありませんでした。信じる気持ちが足りなかったのかもしれません?
とはいえ悪化することもなく、現場で忙しく動きながらもあれこれ世話をやいてくれた現地スタッフの優しさに支えられ、無事2週間のインドネシア滞在を終えたのでした。
このボルネオでのスマトラサイ緊急支援プロジェクトには、皆さまからこれまでに900万円のご寄付をお寄せいただいています。たくさんのご協力をいただき、本当にありがとうございます。
目標の1000万円まで、あと少し!引き続き、ぜひご支援をお願いいたします。