未来にのこしたいもの
2018/07/06
こんにちは、シニアアドバイザーの石原です。
最近「終活」という言葉を見聞きすることが増えましたが、みなさんはご自分やご家族の人生の最後や、その先に続いていく未来について、想いを馳せたことはありますか。
私自身、ひとりの人間として、そして一児の母として、子ども世代が生きる未来はどんな風だろうかと考えることも増えました。
昔、暑い夏の日に家族で涼んだあの木陰や小川は、いまも残っているだろうか。
いま食卓に上がる食べものは、この先もずっと安心して食べられるのだろうか。
昔アフリカで観た、心を揺さぶられるような広大な大地や草木、そこで逞しく生きる野生動物たちの群れに、未来の子ども達もまた出会えるのだろうか。
未来に残したいものや、守りたい人を想うことは、自分の人生で大切にしてきたことに向き合う時間なのだと感じます。
先日参加した、日本環境法律家連盟(JELF)主催の「みどりの遺言セミナー」でも、
「自分の生き方を考える」ことがひとつの大事なテーマとして紹介されました。
JELFとは、環境問題に法的視点から取り組む460名の弁護士から成る団体で、環境団体の活動支援として、特に複雑な法的手続きが必要となる遺贈や遺産寄付の情報提供を行う「みどりの遺言」プロジェクトを運営しています。
その一環で6月に東京、大阪、名古屋の3会場でセミナーと無料個別相談会が開催され、JELFの推薦寄付先としてWWFを含む6つの環境団体の活動も紹介いただきました。
東京会場には20名以上が参加してくださり、中にはWWFの会員さまも。「大切なものを未来に残したい」とWWFに託していただいているお気持ちを大切に、益々活動に励まなくてはという想いを改めて強くしたセミナーでした。