モロッコ・マラケシュより!COP22が始まります
2016/11/07
温暖化担当の小西です。
気候変動に関する国連会議COP22に参加するために、モロッコのマラケシュに来ました。
マラケシュはモロッコ北西部、標高450mの高地にある古都で、赤茶けた土色の家々の立ち並ぶエキゾチックなアラブの街並みに彩られています。
温暖化防止に向けた世界の新しい約束「パリ協定」の、記念すべき第一回目の会議も同時に開かれる今回のCOP22には、40か国以上から集まった100人近いWWFスタッフも参加します。
今日はさっそく、そのメンバーを集めた内部会議が開かれました。
アフリカで開催される今回の会議には、モロッコやマダガスカル、ウガンダ、そしてアラブ諸国などの地域から仲間たちが数多く参加しています。
いまだ貧困に苦しみ、人口増加が続くアフリカ諸国では、まだまだエネルギーが必要。
そのアフリカで太陽光発電が急増し、人々のニーズに応えつつあることが、ウガンダのスタッフから報告されました。
途上国が先進国のような化石燃料に依存した開発ではなく、最初から炭素を出さないエネルギー開発を進めているのです!
これこそまさに「カエル飛び式」開発!
昨年のCOP21で、アフリカ諸国は、再生可能エネルギーを2020年までに現在の倍にする「アフリカ再生可能エネルギーイニシアチブ」を立ち上げましたが、その計画は着実に進んでいます。
しかも、彼は次のように言いました「これは気候変動対策のためだけではない、太陽光が経済的だから普及しているのだ」。
日本から遠く離れたアフリカでも仲間たちが同じ志を持って頑張っていることを知って、改めて感動しました!
さあ、いよいよCOP22が始まります。
私たちも一丸となって、「パリ協定」を前に進める力となるように頑張ります!応援してくださいね!
関連情報
現地より動画配信中!
COP22会場より、WWFジャパンのスタッフが現地の様子をお届けしています。