そのおいしい一口が作る未来
2016/12/22
初めまして。普及啓発担当の松浦です。
ぐっと冷え込む日も増え、鍋がおいしい季節になりましたね。
みなさんは、何の鍋がお好きですか?私は肉や魚が主役の鍋が好きです。
鶏の水炊きもいいですし、サケたっぷりの石狩鍋も素敵ですね。...うむ、今夜は石狩鍋に決定。
では早速材料の買い出しに参りましょう。まずはサケを選びに魚売り場へ。
国内産、ノルウェー産、チリ産などたくさんのサケが並んでいます。さてどれにしようか...
みなさんはこんなとき、どのサケを手に取りますか?
安いもの?鮮度がよさそうなもの?オレンジ色が濃いもの?
もちろん買い物基準は人それぞれ。
でも、もしそのサケが密漁によって獲られたものだったら?
もしそのサケの漁で、人間が口にしない魚も一緒に大量に獲られ、捨てられていたら?
みなさんはそのサケを買いますか?
今、乱獲や密漁など世界中の海で「獲りすぎ」が発生し、水産資源が枯渇に向かっています。日本人にとって水産物はとても馴染み深く食卓から消えたら困る存在。でもこの「獲りすぎ」を食い止めなければ、私たちはお魚たちを「食べ続ける」ことができなくなります。
では私たちは今、どうしたらよいのでしょうか。魚を食べるのを我慢すればよいのか?おいしく魚を食べながら、その水産資源を守る方法はないのか?
そのヒントを得られるトークイベントが、12月23日に東京お台場にある日本科学未来館で行なわれます。WWFジャパンのスタッフとも親交のある大元鈴子さんが登壇されます。大元先生と直接お話しすることもできそうです。
クリスマス3連休初日、ぜひイベントに足を運び、消費者として未来の漁業の在り方について考えてみてください。