松本環境大臣とお会いしてきました


気候変動(温暖化)担当の山岸です。
昨日の夕方、WWFも参加している、温暖化問題について活動をしているNGOのグループ「MAKE the RULE キャンペーン」で、松本環境大臣と近藤環境副大臣にお会いしてきました。

今開催されている臨時国会で、(再び)議論される予定の「地球温暖化対策基本法案」に含まれる、

【地球温暖化対策税】 【国内排出量取引】 【固定価格買取制度】

という3つの政策を、しっかり実施してください、とお願いしに行ったのです。

これらは、日本が温室効果ガス排出量の「25%削減」という約束を、しっかり果たすために必要不可欠な土台になる政策です。

私からも、効果の期待できる「国内排出量取引制度」のポイントとして、「トップダウンでの排出枠総量の決定」や「原単位ではなく総量で排出枠設定」が必要であることをお伝えしました。

大臣・副大臣ともに非常に熱心にお話を聞いて下さり、「しっかりやって行きたい」とのお言葉をいただきました。

国が政策として取り組む温暖化対策は、やり方さえ間違わなければ、大きな効果と効率を生みます。
環境省の今後の取り組みに期待したいと思います。

大臣との会談に臨んだNGOの代表たち(写真上、左列)。
松本環境大臣は私たちの話に熱心に耳を傾けてくださいました(写真下)

 

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自然保護室長(気候エネルギー・海洋水産・生物多様性・金融)
山岸 尚之

立命館大学国際関係学部に入学した1997年にCOP3(国連気候変動枠組条約第3回締約国会議)が京都で開催されたことがきっかけで気候変動問題をめぐる国際政治に関心を持つようになる。2001年3月に同大学を卒業後、9月より米ボストン大学大学院にて、国際関係論・環境政策の修士プログラムに入学。2003年5月に同修士号を取得。卒業後、WWFジャパンの気候変動担当オフィサーとして、政策提言・キャンペーン活動に携わるほか、国連気候変動会議に毎年参加し、国際的な提言活動を担当。2020年より自然保護室長。

京都議定書が採択されたときに、当地で学生だったことがきっかけでこの分野に関心をもち、大学院を経てWWFに。以来、気候変動(地球温暖化)という地球規模の問題の中で、NGOがどんな役割を果たせるのか、試行錯誤を重ねています。WWFの国際チームの中でやる仕事は、大変ですがやりがいを感じています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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