ふんばれ、南三陸町
2011/08/02
草刈です。先週、東日本大震災で津波の大きな被害を受けた、南三陸町へ行ってきました。
ここでは、「冬みず田んぼ」の活動をしている「NPO法人田んぼ」が、水田の復興活動を進めています。皆さまからお寄せいただいた震災緊急支援募金を基に、今WWFでは、その活動を支援させてもらっているのです。
「冬みず田んぼ」は、通常は水を抜いてしまう冬の田んぼに、水を湛えてさまざまな生きものの生息場所を確保し、生物多様性の力を借りて稲作を行なう水田のこと。
最近は取り組むところが減ってしまいましたが、昔から日本で行なわれていた農法で、もちろん、化学肥料や農薬も使っていません。
震災から5カ月近く。今回「NPO法人田んぼ」理事長の岩渕成紀さんが案内してくださった南三陸では、今も町の彼方に瓦礫の山が積みあがり、廃棄物の処理作業が延々と続けられていましたが、「NPO法人田んぼ」ではその中で、被災した水田の復興作業をすでに進めています。
来年には米の稔りも期待できるとのこと!
こうした農業の復興も、被災地をよみがえらせる一歩になるでしょう。私たちも応援してゆきたいと思います。ふんばれ!南三陸町!