「つながり・ぬくもりプロジェクト東北」の取材記事


広報の三間です。
先月、私たちの事務局に、「つながり・ぬくもりプロジェクト東北」の取り組みを取材したい、というご依頼がありました。

取材希望のご連絡をくださったのは、元かながわ東日本大震災ボランティアステーション事業編集チームの土屋晶子様です。

このプロジェクトは、もともと東日本大震災直後、エネルギー問題に取り組む国内の市民グループや機関が、自然エネルギーを使って被災地に電気やお湯などの供給支援を行なうため立ち上げたものです。現在はその拠点の中心を東北に置き、より現地のニーズに則した支援を展開中です。

土屋様はこれまで、こうした取材や情報発信を通じた被災地支援に取り組んでこられた方で、またWWFジャパンの会員でもいらっしゃるとのこと。これは嬉しいお申し出!と、さっそく局内の担当者を通じて、現地の関係者の方をご紹介させていただきました。

そして先日、土屋様より、取材記事をウェブサイトで公開しました、というご連絡をいただきました。こちらの記事です。

▼東日本大震災ボランティアステーションのサイト
手のひらに太陽の家と吉里吉里国
―人が生きていくためには何が必要か《1》《2》

こちらの記事でもご紹介いただいた通り、このプロジェクトは単に「震災前に戻す」ためのものではなく、新しい未来づくりをめざした、先駆けとしての役割と可能性を担っています。

WWFも開始直後からこのプロジェクトに参加・支援してきましたが、今回のような形でのご取材と、またご紹介をいただけたことは、とてもありがたく、嬉しいことでした。

こうした取り組みがより広く、たくさんの方に認知されることで、長く継続されることを期待したいと思います。
土屋様、どうもありがとうございました。

 

住田町の仮設住宅

住田町の仮設住宅に設置される温水器

登米市の小学校に設置された太陽熱を使った温水器

一般の家庭に支援された温水器。南三陸町にて

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自然保護室(コンサベーションコミュニケーション グループ長)
三間 淳吉

学士(芸術学)。事務局でのボランティアを経て、1997年から広報スタッフとして活動に参加。国内外の環境問題と、保全活動の動向・変遷を追いつつ、各種出版物、ウェブサイト、SNSなどの編集や制作、運用管理を担当。これまで100種以上の世界の絶滅危惧種について記事を執筆。「人と自然のかかわり方」の探求は、ライフワークの一つ。

虫や鳥、魚たちの姿を追って45年。生きものの魅力に触れたことがきっかけで、気が付けばこの30年は、環境問題を追いかけていました。自然を壊すのは人。守ろうとするのも人。生きものたちの生きざまに学びながら、謙虚な気持ちで自然を未来に引き継いでいきたいと願っています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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