京都でイベント「市民が進める温暖化防止2013」に参加


温暖化・エネルギー担当の山岸です。
先週の週末、京都で開催された気候ネットワーク主催「市民が進める温暖化防止2013」というイベントにスピーカーとして参加してきました。

めずらしい2つの台風の「藤原効果」なる現象で天気が心配されたのですが、無事に開催され、私は3つの分科会で講演をしてきました。

日曜日の午前には、ユースの方々が企画されたエネルギー問題について考える分科会で講演。エネルギー問題についての講演に、少し自分のキャリアについて喋ってくれということだったので、京都会議に時に学生として京都にいたことなどをお話しました。

午後には、国際交渉の分科会で、COP19へ向けてのNGOの期待を。気がつけば、COP19・COP/MOP9の開催ももう2週間と迫っています。

その後の再生可能エネルギーの分科会では、WWFのエネルギーシナリオについて講演をしました。他のスピーカーの方々のお話も非常に興味深く、私は話者でしたが、一参加者としても勉強になりました。

かなり盛りだくさんの一日でしたが、皆さん熱心にきいて下さり、大変に有意義でした。

京都は、私が学生時代に地球温暖化の問題に出会った場所でもあり、その場で色々な人にこの問題の重要性に関心を持って頂けるのは、自分にとっても励みになります。

 

COP19に向け、今年6月に開かれた、ドイツ・ボンでの国際会議の様子

WWFのエネルギーシナリオ(100%自然エネルギー編より)※クリックすると拡大します

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自然保護室長(気候エネルギー・海洋水産・生物多様性・金融)
山岸 尚之

立命館大学国際関係学部に入学した1997年にCOP3(国連気候変動枠組条約第3回締約国会議)が京都で開催されたことがきっかけで気候変動問題をめぐる国際政治に関心を持つようになる。2001年3月に同大学を卒業後、9月より米ボストン大学大学院にて、国際関係論・環境政策の修士プログラムに入学。2003年5月に同修士号を取得。卒業後、WWFジャパンの気候変動担当オフィサーとして、政策提言・キャンペーン活動に携わるほか、国連気候変動会議に毎年参加し、国際的な提言活動を担当。2020年より自然保護室長。

京都議定書が採択されたときに、当地で学生だったことがきっかけでこの分野に関心をもち、大学院を経てWWFに。以来、気候変動(地球温暖化)という地球規模の問題の中で、NGOがどんな役割を果たせるのか、試行錯誤を重ねています。WWFの国際チームの中でやる仕事は、大変ですがやりがいを感じています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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