黄海プロジェクトの最終報告
2015/05/06
自然保護室の安村です。
2007年から私たちが行なってきた黄海エコリージョン支援プロジェクト。
2015年3月をもって締めくくるにあたり、最終報告のため、プロジェクトスポンサーであるパナソニック株式会社を訪問してきました。
黄海プロジェクトでは、国境をまたぎ、広がる湿地を守り、持続的に利用していく上でのさまざまな課題に挑みました。
日中韓の三カ国の関係機関は、密接に連携しながら、アイデアを交換し、こうした課題に取り組み、知見を蓄積。
プロジェクトが展開するにつれ、中国、韓国の行政機関、NGO、研究者、一般まで、さまざまな人たちとの接点が広がり、成果やメッセージを効果的に発信することができました。
最終報告会には、北京からWWF中国の黄海プロジェクト担当者である王瑩(ワン・イン)も同行。WWF中国事務局長からの感謝状と、中国らしく、アイスクラック(ひび割れ模様)のはいった特製の茶具もお贈りしました。
東アジアを代表する渡り鳥の飛来地であり、日本も多く輸入している水産物の生産現場でもある貴重な黄海の湿地。
その自然を守るために、プロジェクトで構築したネットワークを活かしながら、これからも活動を続けていきたいと思います。