コミットメント企業の取り組み事例

コミットメント(社会への公約)を表明した企業等から、サーキュラー・エコノミーの考え方を採り入れた製品やサービス、共同の仕組みが出てきています。

キリンホールディングス株式会社

再生PET樹脂100%を使用したペットボトルの採用と、ラベルレスおよびラベル軽量化商品の拡大

キリングループでは2050年の「容器包装を持続可能に循環している社会」の実現に向け、日本国内のペットボトルにおける再生PET樹脂の使用比率の目標を2027年までに50%、2025年には38%以上として取組んでいます。2014年に再生PET樹脂を100%使用したR100ボトルを「キリン午後の紅茶おいしい無糖」で発売して以降、現在では生茶ブランドを中心に5アイテムとなっており、引き続き採用アイテムを拡大していきます。ラベルレスの取組みでは、2021年より、全国の量販店で、「キリン生茶」と「キリン生茶ほうじ煎茶」の6本パック、電子商取引では「キリン生茶」と「キリン生茶ほうじ煎茶」を販売しています。またラベル軽量化の取組みとして、「キリン生茶」「キリン午後の紅茶おいしい無糖」などの自動販売機専用商品にて、ラベルを薄く面積も小さくした「ロールラベル」の採用を開始し、順次拡大していきます。

この取り組みによる効果

再生PET樹脂への切替えにより、一般的な石油由来PET素材に比べて炭酸ガス排出量を50~60%削減することができます。また、ラベルレスおよびラベルの軽量化による効果は、ラベル1gに対して、炭酸ガス排出量で2.3~2.6g※になります。これらの取組みにより2025年には合計で年間約20,000tの炭酸ガス排出量を削減することを目標としています。
※ラベルの材質による

自動販売機用商品でのロールラベルの採用
自動販売機用商品でのロールラベルの採用
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