コミットメント企業の取り組み事例

コミットメント(社会への公約)を表明した企業等から、サーキュラー・エコノミーの考え方を採り入れた製品やサービス、共同の仕組みが出てきています。

ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス合同会社

プラスチックがごみにならない未来へ
ーLess/Better/No Plasticの取り組み

ユニリーバは、プラスチックがごみにならない未来に向けて、世界中で「Less Plastic」(プラスチックの使用量を減らす)、「Better Plastic」(リサイクルしやすい素材、再生プラスチック等に替える)、「No Plastic」(紙・金属・ガラス等に替える)の3つを組み合わせて取り組みを進めています。

日本でも「ラックス」「ダヴ」「クリア」に再生プラスチックを使用したパッケージを採用(ボトル約90~95%、つめかえ用約10%)。また、2020年11月には消費者の皆さまとともにプラスチックの使用量削減やリサイクルに取り組む「UMILE(ユーマイル)プログラム」、2021年2月にはシャンプーやボディウォッシュを量り売りする「ユニリーバ リフィルステーション」をスタート。さらに、「みんなでボトルリサイクルプロジェクト」など、社外のパートナーとともに使用済パッケージを回収し、新しいパッケージへとリサイクルする実証実験も行っています。

この取り組みによる効果

2020年までに※1

  • 世界全体で非再生プラスチックの使用量を12%削減しました。日本でも100トン以上削減しています。
  • 世界全体で使用するプラスチックの11% を再生プラスチックに切り替えました。日本でもPET(ポリエチレンテレフタレート)素材のボトルをすべて再生PETに切り替え、年間で5,200万本分※2のペットボトルが「ラックス」「ダヴ」「クリア」のパッケージに生まれ変わっています。
  • 世界各地でガラス製・金属製のパッケージの製品や、リフィルステーションのような容器を捨てない新しいビジネスモデルを導入。日本の「ユニリーバ リフィルステーション」の場合、従来のつめかえ用製品に比べ、プラスチックの使用量を約6割削減できます。
  • 世界各地で使用済パッケージの回収・再生を試み、ボトルからボトルへのリサイクルに成功した例も。日本でも「みんなでボトルリサイクルプロジェクト」により2021年11月末までに東京都東大和市で使用済パッケージ165kg(ボトル2,374個、パウチ3,193個)を回収し、分別・洗浄・処理を経てボトルへの成型に成功しました。
  • UMILEプログラムの回収ボックス設置店舗では、未設置店舗に比べ、ボトル製品よりもプラスチック使用量が減らせるつめかえ用製品の購入数が約6%上がりました。(2020年11月~2021年11月/東京都内)

※1 2018年比
※2 ユニリーバ・ジャパン予測年間数量と500mlのペットボトル25gで換算

パッケージに再生プラスチックを
「ラックス」「ダヴ」「クリア」などのパッケージに再生プラスチックを使用
UMILEプログラム
つめかえ製品の購入や使用済容器のリサイクルで
ポイントが溜まる「UMILEプログラム」
ユニリーバ リフィルステーション
シャンプーやボディウォッシュを量り売り
「ユニリーバ リフィルステーション」

画像: ©Unilever Japan 2022