コミットメント企業の取り組み事例

コミットメント(社会への公約)を表明した企業等から、サーキュラー・エコノミーの考え方を採り入れた製品やサービス、共同の仕組みが出てきています。

日本航空株式会社

石油由来使い捨てプラスチック削減への取り組み

使い捨てプラスチックの削減目標達成に向けて様々な取り組みを行っています。

リデュース:2019年9月にカトラリー、マドラー、ストロー、サラダカップを環境配慮素材に切り替えました。2021年9月(一部空港10月)から受託手荷物用カバーの配布を中止しました。サービス形態の抜本的な見直しを行い、機内食のそばつゆをジュレにして提供することで、そばつゆ容器の削減を実現しました。

リユース:ビジネスクラスのウェルカムドリンクのカップを、洗浄して何度も使えるリユースタイプに変更しました。

リデザイン:衛生の観点など様々な制約により使い捨てを継続する場合には、その代替素材の持続可能性にも配慮しています。プラスチック製ストローとマドラーをより環境負荷の少ない認証紙ストローや木製のマドラーに変更しました。

リサイクル:ミネラルウォーターのペットボトルを、クリアーウォーター津南社と協働で、100%再生ペットボトルを段階的に導入しています。また、1993年より航空機内から出るペットボトルを再生し資源循環しています。なお、貨物の濡損防止に使用するポリエチレンシートは40年にわたり境界杭などにリサイクルしています。

この取り組みによる効果

提供サービスや商品などを見直し、着実に使い捨てプラスチックの削減に貢献しています。

ジュレをかけて提供している茶そば
ジュレをかけて提供している茶そば
リユースできるウェルカムドリンクカップ
リユースできるウェルカムドリンクカップ
貨物ポリエチレンシートのリサイクルによって作られた情報杭
貨物ポリエチレンシートのリサイクルによって
作られた情報杭