地球温暖化を解決しよう:NGOの取り組み


地球温暖化を解決するためには世界中の国の協力が欠かせません。しかし実際には、各国の国益や企業の利益が、地球温暖化対策よりも優先されてしまうことが多くあります。そのようなときに、環境の利益や市民の声を代表する、国境を越えた一つの力として、NGO(非政府組織)が重要な役割を果たしています。

世界の国の人々が団結!

利害や国境をこえて

地球温暖化問題に取り組むNGOは世界各国に設立されています。

これらのNGOは、時に強い連携で結びつきながら、国際会議で政府代表者と交渉し(ロビー活動)、また温暖化の危機についての情報を広く発信するなど、それぞれの長所を活かしながら、幅広い活動を行なっています。

地球温暖化に関わるさまざまな国のNGOが加盟する最大の団体は、「ClimateAction Network:CAN」というネットワーク団体です。

この団体は、世界各国の参加団体による、情報交換や協力活動を進める場となっています。

現在、WWFも含めたおよそ900のNGOがClimateAction Networkに加盟しており、地球温暖化を食い止めるという共通の目標達成のために活動しています。

CANのメンバーによる記者会見。国連の温暖化防止会議にて

温暖化対策の推進を訴える市民の訴え。ワルシャワでの国連会議にて

WWFジャパンの取り組み

WWFジャパンは、世界の地球温暖化防止に向けて大切な役割を負う日本の取り組みを強化するため、主に以下の三つに関わる活動を行なっています。

  • 国際社会が協力した温暖化対策を進める
  • 日本政府の対策を強化する
  • 企業との地球温暖化防止

WWFジャパンは、これらの活動を通じて、各国政府や企業からの温室効果ガスの大幅な削減を導き、温暖化の解決を目指しています。

地球温暖化を解決しよう

国際的な地球温暖化防止

地球温暖化は、影響が国境を越えて広がる環境問題です。原因である温室効果ガスの排出削減も、一つの国だけで取り組み、実現すればよいというものではありません。世界各国が協力し、国際社会として地球温暖化の解決に取り組むことは、とても重要なことなのです。

日本の取り組み

現在、日本が排出している二酸化炭素の総量を見ると、産業界からの排出が60%と最も大きな割合を占めています。日本の二酸化炭素の排出量を、効率的に大きく削減するためには、まず産業界の排出量を削減することが欠かせません。

産業界の取り組み

地球温暖化の原因となっている、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスは、さまざまな企業活動によっても多く排出されています。WWFは、温暖化対策に意欲的に取り組んでいる国内外の企業と協力して、産業界における着実な排出削減を進める活動を行なっています。

一人ひとりにできること

地球温暖化への対策を求められているのは、政府や企業だけではありません。最近は、家庭部門から排出される二酸化炭素の量もどんどん増えています。暮らしの中で、一人ひとりが行なう省エネのための小さな工夫も、地球温暖化の防止に役立ちます。

関連サイト

WWFを含めた、気候変動(温暖化)問題に関するNGOの取り組みについて詳しく知りたい方はこちらのホームページをご覧ください。

CAN

温暖化に取り組む各国のNGOが加盟する組織で、地域ごとの取り組みや国際会議の決定事項などを紹介しています。[英語]

CAN Japan

上記CANの日本のネットワークです。

最新のWWFの活動と、地球環境の「今」をお届けいたします

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