南米のラクダたち?の、あたたかい恵み


パンダショップの池田です。
アジアやアフリカの砂漠で有名なラクダ。このラクダ科の動物が、南アメリカにもいることをご存じでしょうか。

毛織で有名な「アルパカ」。実はこれ、ラクダ科の動物なのです。同じラクダ科のリャマとともに、インカ帝国の時代から自然の厳しいアンデスの高地で、長い間飼育されてきた家畜です。

アンデスの人々にとって、このアルパカは今も家族同然の存在だそうです。その毛は1~2年ごとにヒツジのように刈られて、織物の原料として利用されてきました。

海抜4,000m以上の高地で暮らす動物だけのこと、激しい温度差から身を守る毛は油を含み、特に繊維毛は20~30ミクロンという細かさ! 水にも汚れにも強い織物を生み出します。

私たちのショップでも、ペルーの女性たちが手編みした、このアルパカのフェアトレード商品をいくつかご案内しています。

現地では失業や貧困が問題になっており、特にアンデスのような場所では安定した職業を見つけるのが大変とのこと。でもその中でこうした商品は、地域の収入や人々の家計の支えになっています。

編むのはとても根気の要る作業ですが、女性たちは少しでも暮らしを安定させ、子どもたちに教育を受けさせたい、という思いで、一つひとつ一生懸命編んでくれています。

アンデスの冬でも乗り切れるアルパカの製品なら、日本の冬だって怖くない!? 厳しい自然の中で、そこに生きる生命と、伝統の知恵が織りなした、この上なく温かな逸品です。

まだまだ続く寒い季節に、ぜひどうぞ!贈り物にも最適ですよ。

 

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アンデスの高地で放牧されるアルパカ

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手の指の部分がないハンドウォーマーのような手袋です

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マーケティング室(パンダショップ担当)
池田 雅子

パンダショップ担当。通販を通じて、WWFや自然保護への理解、ご支援を広げる仕事をしています。

一般企業で働いていましたが、いつか動物や自然を守る仕事に就きたいと思い続け、勢いでWWFの事務局に電話をかけてしまったことが始まりでした。数年後に転職、今に至ります。入局してからは、自然保護の難しさを、広く伝えることの難しさを日々痛感しています。豊かな自然を未来へ残す心を誰もが持ち、いつかWWFが必要無くなる日を夢見ています。

人と自然が調和して
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環境保全団体です。

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