啓蟄と春分


広報の三間です。
今年は3月の5日だったそうですが、古い暦にある二十四節気の一つに「啓蟄」というのがあります。

「蟄」とは、閉じこもった虫のことだそうで、これが「啓」する、つまり開けて出てくる、という季節。
日も長くなってきて、空気も温まり、ながい冬ごもりから覚めた虫やカエルやヘビたちが、土の中から出てくるシーズンということです。

先日、WWFジャパンの事務局にも、カエルが居ることを発見しました。誰の、どこのお土産かわかりませんが、これ木魚ならぬ木蛙です。

全身木でできていて、中空になっており、タテに並んだ背中のイボ?を、付属の棒で軽く撫でると、「ケロケロロ…」となかなか澄んだよい声で鳴きます。

見てくれは明らかにヒキガエル系ですが、鳴き声はアオガエル系?

今年はとりわけ各地で寒い日が長く続きましたが、野や田んぼの周りでは、本物のカエルたちの合唱も、これから本格的になってくるでしょう。

二十四節気で「啓蟄」に続くのは、今日の「春分」。春も本番です。
冬の数カ月、太陽を見ずに過ごしてきた生きものたちに、幸多からんことを!

 

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「やれやれ春だ」これは本物のカエル

木のカエルの動画。あまり音が良くない…

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自然保護室(コンサベーションコミュニケーション グループ長)
三間 淳吉

学士(芸術学)。事務局でのボランティアを経て、1997年から広報スタッフとして活動に参加。国内外の環境問題と、保全活動の動向・変遷を追いつつ、各種出版物、ウェブサイト、SNSなどの編集や制作、運用管理を担当。これまで100種以上の世界の絶滅危惧種について記事を執筆。「人と自然のかかわり方」の探求は、ライフワークの一つ。

虫や鳥、魚たちの姿を追って45年。生きものの魅力に触れたことがきっかけで、気が付けばこの30年は、環境問題を追いかけていました。自然を壊すのは人。守ろうとするのも人。生きものたちの生きざまに学びながら、謙虚な気持ちで自然を未来に引き継いでいきたいと願っています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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