〆切直前!
2012/05/10
広報の三間です。
2か月に1度、会員の皆さまに送らせていただいている、会報『WWF』に載せる「レッドリストの動物たち」の原稿を只今書いております。
これは、絶滅の危機にある野生生物を1種ずつ写真入りで紹介するコーナーで、今回の主役はアホウドリ。といっても、日本の海にいる種類ではなく、南半球の海にいるマユグロアホウドリという鳥です。
この鳥は翼を広げると2.4メートルにもなる(!)大型の海鳥で、この翼でグライダーのように洋上を飛び、魚やイカなどを食べています。
驚くべきはその行動範囲で、コロニー(集団繁殖地)のある島から数千キロを飛び、南半球のインド洋、太平洋、大西洋の海域の大半をカバーしてしまっているということ。
かと思えば、湾内など沿岸に姿を見せることもあり、嵐の後、35キロも内陸の湖で確認された例もあるとか。
主には魚が豊富な大陸棚の海に生きる鳥ですが、そうした場所で行われる漁業が拡大するにつれ、その被害を受けているとのこと。遠い海にも及んでいるさまざま問題が、そこに生きる野生生物を脅かしている現状を、わずかでもお伝えできればと思います。
それにしても、毎回100調べたとすると、良くて10か20くらいしか書けないので、今回もどこを削るか呻吟している最中です。
なんて、こんなこと書いてないで原稿を仕上げねば! 次回の会報は、6月の終わりにお届けいたします。どうぞお楽しみに!