MSC認証具材おにぎり新発売!
2017/12/21
こんにちは。自然保護室の滝本です。
本日、スーパーで「MSC認証具材おにぎり」なる商品を発見しました。
三角形のおにぎりの商品ラベルには、青い魚のマークがどーんとついています。
この青い魚のマーク、これは「MSC認証ラベル」という、海の環境に配慮した漁業、またそうした漁業で獲られた水産物だけに与えられる、国際的な海のエコラベルです。
日本でも今、約370件の製品があり、だんだんとスーパーで見かけるようになってきましたが、今回はなんとおにぎりに!
日本人は、平均で1年間に1人当たり18個ものおにぎりを食べているそうです。
そんなおにぎりの具材で人気なのは、1位:サケ、2位:梅干し、3位:辛子明太子というデータが。
こうしてみると、おにぎりの具材で、水産物(シーフード)が大人気ですね。
しかし、世界中の海で今、この水産物の過剰な漁獲(乱獲)が問題になっています。
実は、水産物全体のうち3割の魚が、もう資源量が枯渇に近いとされているのです!
お店で売っているおにぎりでも、そうした水産物が使われているかもしれません。
MSCの認証制度は、そんな問題が起きている中で、魚の獲りすぎを防ぎ、海のめぐみを使い尽くさずに、「持続可能」なかたちで利用し続けていくためのしくみ。
その認証のあかしである青いMSCの認証ラベルのついた商品を、普段の買い物の中で選ぶことで、消費者である私たちも、持続可能な漁業を応援することができるのです。
年末年始のお出かけのお供に、ぜひこの海の環境を守って作られたおにぎりを、手にとってみてください。