47回目の設立記念日を迎えて
2018/09/22
皆さまこんにちは!事務局長の筒井です。
本日、9月22日にWWFジャパンは47回目の設立記念日を迎えました。これまでさまざまな応援を賜ってきた全ての皆さまに、事務局を代表し、心からお礼申し上げます。
今年は、苛烈極まる猛暑日の連続、そして豪雨災害に、日本中が震撼しました。
被災された多くの方々には、衷心よりお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復旧を願っております。
こうした自然の猛威は、人が歴史の中で幾度も体験してきたもかもしれません。
しかし、近年は人の手によって引き起こされた気候変動(地球温暖化)との関係も指摘されるようになってきました。
人間には自分たちの行動を客観的に評価し、過ちに気付いて修正する能力がある一方で、「正常性バイアス」という都合の悪い情報を無視したり、楽観視する傾向もあります。
実際に脅威を目の当たりにすると、私たちは超えてはならない「帰還不能点」を既に通り過ぎてしまったのではないか、と不安さえ感じることがあります。
しかし、だからこそ、長い歴史の中で科されたかつてない大きな責任を、私たちは果たしてゆかねばなりません。
最近、国連会議などの場でも、ノン・ステートアクター(非国家主体)と言われる、自治体や企業、私たちのようなNGO(非政府組織)、学術機関などが、当事者意識をもって行動を起こし、お互いの得意分野を生かして対策に取り組むようになりました。
対立や批判から協働に進化させなければ、地球全体の大きな課題には対処できないのです。
私たちの世代に与えられた「美しい地球を継承する」という使命を果たすのは容易ではありません。
皆さまのご理解とご支援が必要です。
ぜひ、私たちと一緒に「人類が自然と調和して生きる社会」を実現してゆきましょう。
今後とも、宜しくお願い申し上げます。