黄海の生きもの調査に行って来ました
2010/09/14
ニーハオ!
黄海エコリージョン支援プロジェクトを担当している東梅です(日本人です)。
中国東北部の遼寧省丹東市の海岸に、干潟の生物調査に行って来ました。
あまり知られていませんが、実はここは、数多くの渡り鳥たちがやってくる、世界的にも重要な干潟です。
今のシーズン、アラスカやロシアから、はるばる渡ってきたハマシギやダイシャクシギといった鳥たちが、数千羽!も集まってきています。
海が満潮を迎えたのは、朝の7時。その後、みるみるうちに潮が引き、沖合数キロにわたる広大な干潟が出現しました。
調査では、この干潟で鳥たちが食べる生物を調べるため、泥を掘り上げてはふるいにかける作業を1日延々と繰り返します。
干潟の広さと回数を考えると大変な!作業なのですが、担当してくれた、省の海洋水産科学研究院の若手研究者の皆さんが、本当にがんばってくださいました。
こうした調査で、この海のどの場所に、生きものたちが何種類、どれくらいいるかを知ることが、干潟の健康度をはかり、またこの海が抱えている問題を知ることにつながります。
詳しくは後日、WWFサイトで報告します。ぜひご覧ください!