アフリカ・カメルーンの現地報告
2013/07/01
先日、事務局で、アフリカのカメルーンに出張に行ってきたスタッフから、現地の様子が報告されました。
カメルーンは北部にサバンナ、南部には熱帯林という多様な自然の景観に恵まれた国。生息する野生生物も実に多彩です。
その中で、現在WWFジャパンが支援しているのは、南部の熱帯林を中心とした自然保護区、ロベケ国立公園です。
一時は、隣国の中央アフリカ共和国のクーデータ騒ぎのあおりも受け、密猟が野放しになる事態が懸念されていましたが、その危機も何とか乗り越えた模様。湿度や虫、倒木やぬかるみに悩まされる、森の中の現場のハードさも、しっかり報告されました。
このロベケ国立公園での活動については、昨年、日本で呼びかけをさせていただいた支援キャンペーンでは、たくさんの方にご支援をいただくことができ、そのおかげで、現地でも新たなスタッフや装備の拡充が実現しました。
今も、象牙を狙ったマルミミゾウの密猟や、食肉として売るために野生動物を捕獲する例が今も跡を絶たず、現場でパトロールや取り締まりに当たっているレンジャー(国立公園のスタッフ)たちは、大忙しのようですが、引き続き日本から可能な支援と、情報の発信を、引き続き続けてゆきたいと思います。(広報室 三間)