卵から生まれないヘビはどれ?
2013/01/09
1)ニホンマムシ
2)アオダイショウ
3)ジムグリ
4)ヒメハブ
干支の動物というのは、野生、家畜、また想像上の動物までごたまぜになっていますが、ヘビを家畜にする話は聞いたことがないので、基本的にはすべて野生なのだろう、あ、でもペットショップでは売られているなあ…
などとつらつら考えておりましたら、そういえば、と思い出したことがありました。卵を産まないヘビがいる、という話です。
ちょっと調べてみたところ、全体から見れば少ないものの、そこそこいることがわかりました。
特に、ボア科やクサリヘビ科には胎生、つまり卵ではなく子を産むヘビが多くいます。ボア科の大型種の中には、赤ちゃんを80匹も産むものがいるとか。(お母さん大変だ!)
これらのヘビは、母親のお腹の中で、子が卵黄の栄養を吸収して育ち、産まれてくる「卵胎生」が大半ですが、一部にはちゃんと、母親の胎盤から栄養を直接受けて育つものもいます。多くの哺乳類と大して変わらないといえます。
さて、日本にも子を産むヘビがいます。
一例が、クサリヘビ科に属するマムシ。沖縄を除くほぼ全国で見られ、危険な毒蛇として有名です。
ですが、マムシが事故を起こしやすいのも、母親がお腹の子を育てるため、よく日当たりのいい場所に出てじっとしている(熱がないと子が育たない)ことに原因の一つがあるとのこと。
マムシは見つかるとすぐに殺されることが多いですが、自ら寄ってきて人に咬みつくことはないそうですから、互いの不幸を避けるためにも、人の側で注意をしたいものです。
というわけで、正解は 1)のニホンマムシ、でした。
巳年の本年もよろしくお願いいたします。(広報担当:三間)