卵から生まれないヘビはどれ?


1)ニホンマムシ
2)アオダイショウ
3)ジムグリ
4)ヒメハブ

干支の動物というのは、野生、家畜、また想像上の動物までごたまぜになっていますが、ヘビを家畜にする話は聞いたことがないので、基本的にはすべて野生なのだろう、あ、でもペットショップでは売られているなあ…

などとつらつら考えておりましたら、そういえば、と思い出したことがありました。卵を産まないヘビがいる、という話です。

ちょっと調べてみたところ、全体から見れば少ないものの、そこそこいることがわかりました。

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こちらが正解です

特に、ボア科やクサリヘビ科には胎生、つまり卵ではなく子を産むヘビが多くいます。ボア科の大型種の中には、赤ちゃんを80匹も産むものがいるとか。(お母さん大変だ!)

これらのヘビは、母親のお腹の中で、子が卵黄の栄養を吸収して育ち、産まれてくる「卵胎生」が大半ですが、一部にはちゃんと、母親の胎盤から栄養を直接受けて育つものもいます。多くの哺乳類と大して変わらないといえます。

さて、日本にも子を産むヘビがいます。
一例が、クサリヘビ科に属するマムシ。沖縄を除くほぼ全国で見られ、危険な毒蛇として有名です。

ですが、マムシが事故を起こしやすいのも、母親がお腹の子を育てるため、よく日当たりのいい場所に出てじっとしている(熱がないと子が育たない)ことに原因の一つがあるとのこと。

マムシは見つかるとすぐに殺されることが多いですが、自ら寄ってきて人に咬みつくことはないそうですから、互いの不幸を避けるためにも、人の側で注意をしたいものです。

というわけで、正解は 1)のニホンマムシ、でした。

巳年の本年もよろしくお願いいたします。(広報担当:三間)

 

 

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自然保護室(コンサベーションコミュニケーション グループ長)
三間 淳吉

学士(芸術学)。事務局でのボランティアを経て、1997年から広報スタッフとして活動に参加。国内外の環境問題と、保全活動の動向・変遷を追いつつ、各種出版物、ウェブサイト、SNSなどの編集や制作、運用管理を担当。これまで100種以上の世界の絶滅危惧種について記事を執筆。「人と自然のかかわり方」の探求は、ライフワークの一つ。

虫や鳥、魚たちの姿を追って45年。生きものの魅力に触れたことがきっかけで、気が付けばこの30年は、環境問題を追いかけていました。自然を壊すのは人。守ろうとするのも人。生きものたちの生きざまに学びながら、謙虚な気持ちで自然を未来に引き継いでいきたいと願っています。

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