大変なパンダの動画
2014/01/04
こんにちは、広報の増本です
かわいいパンダが動物園などでコロコロしている動画はよく目にしますが、これはどうだ!というのが来ました。
WWFアメリカの動画なのですが、これを見た東京のスタッフは、そのかわいさに全員悶絶。16秒あたりがもうたまりません。
ご覧いただければわかりますが、ここに登場するのは、純然たる野生のジャイアントパンダ。場所も険しそうな森の中です。
そして、カメラが固定されていることからもうかがえるとおり、これは誰かがその場で撮影した映像ではなく、無人カメラが撮ったものです。それも、何度も場所を変えたり、カメラの角度を変えたりして、試行錯誤を繰り返します。
こうした場所で、人目に触れず生きる野生動物の生態や行動を調べるのは、想像を絶する大変な仕事なのです。
ですが、そうした現場の研究者やレンジャーたちの努力が、少しずつ実を結ぶことで、自然の世界が少しずつ解き明かされ、私たちがどのように自然とつきあい、保全していくべきか、その道が見えてきます。
今、私たちWWFジャパンでも、中部アフリカの国カメルーン、ヒマラヤの国ブータン、熱帯林と北方林の森が広がるインドネシアと極東ロシアで、保全活動を支援する取り組みを行なっています。※2023年6月26日をもって、WWFロシア(Vsemirnyi Fond Prirody)はWWFネットワークから離脱しました。
形や手法、また守る自然や動物こそ、場所によって違いますが、置かれている状況や、活動の苦労には、少なからず通じた点があります。そして、よい動画や写真のデータを手にした時の喜びにも、また同じく通じるものがあるでしょう。
映像や写真はネットの世界にあふれていますが、そうしたものの中には、現場の人たちが大変な思いをして獲得した、実は貴重なものが含まれています。
そうしたことも、ぜひ知っていただければと思います。
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