【動画あり】世界初!カメラがとらえたイッカクの牙の使い道
2017/05/19
北極海に生息する小型ハクジラ類のイッカク。
「海のユニコーン」とも呼ばれるこの動物の、大変珍しい行動を初めてカメラがとらえました!
イッカクの特徴である、雄が持つ頭部から突き出た平均2メートルにもなる螺旋状の牙。の牙の役割はこれまで、氷に穴を開けるため、エコロケーション、感覚器など諸説あり謎に包まれていました。
しかし、その一端を明らかにする行動を、WWFカナダが初めて映像におさめたのです。
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映像を見ると、イッカクが器用に目の前の魚をめがけて牙を振りかざし、叩いて魚を気絶させ、動けなくなった魚を食べている様子がわかります。
他にも用途はあるのでしょうが、これまで想像もしなかった長い牙の使い方でした。
この発見についてWWFカナダのブランドン・ラフォレストは次のようにコメントをしています。
「これまでにも研究者たちがイッカクの牙の機能の解明について調査を続けてきました。
今回の発見は、未だ生態が多くの謎に包まれているイッカクの今後の調査や、適切な保全活動への道筋を照らす大きな収穫となったと考えています」