「干潟はゆりかご」黄海ドキュメンタリー完成!(動画あり)


ニーハオ、WWF中国で黄海エコリージョンのプロジェクトを担当している王瑩(WANG Ying)です。

先日、私たちが保全を目指している、黄海のドキュメンタリーフィルムを制作していることをお知らせしましたが、ようやく完成しました!

中国の動画サイトでは、これまでに21万回以上、再生されていますが、日本の皆さんにも、ぜひご覧いただきたい作品です。

すでにお伝えしたように、中国語のタイトルは、「抱擁潮汐」。

繰り返される潮の満ち引きを、命を育む「ゆりかご」に例え、また、干潟を抱きしめ、大切にしようと願いを込めたものです。

黄海では、アサリなどの二枚貝が収穫され、海を渡って日本の食卓にも届けられています。ドキュメンタリーでは、二枚貝がどのような場所で生産、収穫、加工されているのか、実際の現場をご覧いただけます。

日本だけでなく中国でも、二枚貝は安価で栄養価も高いことから、沿岸部から何千キロも離れた内陸部にまで運ばれ、広く消費されています。 

そんな黄海の干潟は近年、経済発展に伴って埋立てが急速に進んでいるほか、汚水による水質悪化も深刻化しています。

中国の動画サイトには、
「自然と人は、お互いに影響を及ぼしあう関係。自然に過度に干渉しすぎるのは良くない」、
「自然から一方的に奪うばかりでは、最終的には、種の絶滅につながる。中国はこの環境をもっと守るべきだ」
などのコメントが記されています。

ドキュメンタリーを見れば、黄海の干潟が、どんな場所で、何がおきているのか、知っていただけると思います。

普段意識することのない黄海かとは思いますが、消費者としての関わりに目を向け、WWFが取り組んでいる持続可能な水産物の生産と消費の促進、そして干潟の保全に向けてのご支援をお願いいたします。

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