スマトラ・エコツアー締切り間近!


森林担当の古澤です。
WWFの活動フィールド、インドネシアのスマトラ島をめぐる旅「ゾウのパトロール隊に会いに行くツアー」の申し込みがもうすぐ締め切りです!

かつてスマトラは、島全体を熱帯林が覆う自然豊かな島でした。
深い森は、昔からこの地で暮らしてきた人々はもちろん、トラ、ゾウ、オランウータン、サイをはじめたくさんの多様な動植物をはぐくんできました。

ところが、この島の森林は、たった25年の間に約半分にまで減少。開発や、製紙企業などによる大規模な伐採により、今「世界で最も森林減少のスピードが速い」と言われています。

今回のツアーで訪問するのは、その中でも比較的豊かな森が残っているスマトラ島の南部、ブキ・バリサンセラタン国立公園と、その周辺です。

伐採が深刻な地域からはちょっと離れた地域ですが、それでも、国立公園内に農地や居住地を不法に開拓する問題が起きており、保全が必要とされています。

このツアーでは、そうした保全の現場と、実際の取り組みを見ていただきます。
とりわけ目玉は、WWFが2009年から開始した、訓練されたゾウとゾウ使いによる森のパトロール。国立公園内で、野生ゾウの調査や、人の居住地への侵入を防ぐ取り組みをなどを行なっています。

今回のエコツアーでは、WWFの現地スタッフも皆さまをご案内します。
普段ご支援をいただいている活動を、できるだけ多くの方に、是非、現場で直接見て、感じていただければと思っております。

応募の締切りは7月31日です!

  • ※このツアーは終了いたしましました

ゾウのパトロール隊の様子。ゾウの背に乗ると、高い視点から森をみることができます。

保護活動の一環として、取り組まれている地元のコーヒー栽培も見学します。森を壊さないためには、地域が木を切らずに生活できる社会作りも進めてゆかねばなりません。

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自然保護室(森林グループ所兼 マーケットグループ長)
古澤 千明

大学卒業後、民間金融企業での勤務を経てWWFジャパンに入局。2010年より主に東南アジアの森林保全プロジェクトを担当。インドネシアやメコン地域などのWWFオフィスとも連携しながら、森林減少の要因となっている農林産物の生産について、関係企業に生産現場の課題を伝えたり、調達改善のための支援に取り組む。2021年からは、マーケットグループ長も兼任し、森林保全の枠を越えて企業のサステナビリティの向上に努める。

幼いころから自然や生き物への興味はありましたが、WWFとの出会いは偶然でした。自然科学や生物のスペシャリストではない自分だからこそ、得られる理解・賛同もあると信じつつ、そうは言っても日々勉強です。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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