富良野自然塾を東京で体験
2017/01/21
広報担当の大倉です。
作家の倉本聰さんをご存じの方は多いでしょう。
テレビドラマ『北の国から』で知られる倉本聰さんは、自然を守ることの大切さを伝えるため、北海道の富良野に自然塾を開校されています。
そこでは、環境学習プログラムを体験し、自然に生かされている自分に気づくことができると評判です。
この富良野自然塾は、九州、四国、京都、東京でも開校されていて、私も先日、東京校を視察させてもらいました。
場所は立川市にある国営昭和記念公園。
笑顔のすてきなインストラクター前杉昌枝さんがお出迎え。
まず、裸足で砂利道や砂地を歩きました。ふだんは経験しない足裏の感触にドキドキ、ドキ。人間の五感が研ぎ澄まされていきます。
そして、460mにわたって設置された地球の歴史の展示をたどると、今の地球の姿になるまでに、多くのドラマがあったのが分かります。
生命の誕生、地球全体が氷で覆われた全球凍結、巨大隕石の衝突などなど。地球46億年の歴史を、前杉さんは情感豊かに語ります。
たとえば、全休凍結のくだりのところなどは、 「なんと、地球は冷え切って、まるごと凍りついてしまったのです!」脚本は倉本聰さん。
人間が誕生したのは、460mのうち最後のわずか数cm。
その人間が地球環境を大きく変えてしまっている現実に「ああっ、そうなのか...」。
石に刻まれた「地球は子孫から借りているもの」というメッセージを前に反省会を開きました。
この学習プログラムは、地球のスケールの大きさや、生物の一員にすぎない人間存在のことを考える時間を与えてくれました。
明日からの活動に、今回、呼び覚まされたセンスを活かしていきたいと思いました。環境学習に関心のある方々に、おすすめします。