運命を変えた!?30年前に出会った一冊の本
2013/09/18
温暖化担当の小西です。
昨日、WWFの「エネルギー・シナリオ」電力系統編、の発表会が無事に終わりました!
「自然エネルギー100%」の社会をめざすための道筋を描いたこのシナリオも、今回の第四部でついに完結。
ほぼ3時間、休みなしの発表会には、130人以上の方が参加、熱心に聞いてくださいました。ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
発表会の舞台裏ではこんな一幕もありました。
今回、ゲストにお招きした関西大学准教授の安田陽先生は、ご自身にとって大事な一冊というある本を携えていらっしゃいました。
本のタイトルは、『エネルギー耕作型文明』。
1980年に発表された本で、著者はなんと他でもない、私たちWWFが「エネルギー・シナリオ」の研究を委託してきた、システム技術研究所所長の槌屋治紀先生だったのです。
当時高校生だった安田先生は、この一冊に感動してエネルギー関係への進路を選ばれたとのこと!
本との出会いから実に30年以上がたった今、その著者の槌屋先生と、こうしてお目にかかることができたのは感無量、と、安田先生。
高校生時代から大事に持っていらした『エネルギー耕作型文明』の本に、槌屋先生のサインをいただいて、大ご機嫌でした!
一冊の本が人の人生を変えることがある、と言いますが、お二人にもご参加いただいた昨日の発表会は、そんな出会いのご縁にもふれる機会になりました。
ともあれ、夏休みなしでずっとかかりきりだった私たちの「エネルギー・シナリオ」。
たくさんの方のご協力のおかげで、なんとか納得いく形で仕上げ、発表することできました。発表会でもご好評をいただき、感無量です!
詳しくはぜひ、こちらの記事をご覧ください。