横浜市の小学生と香港の小学生が国際交流


広報担当の大倉です。

「地球1個分の暮らし」という言葉を聞いたことはありませんか? 
WWFジャパンでは、地球1個で済む環境負荷の小さな暮らし方を提唱しています。

現在は、地球が1.6個も必要となる暮らし方を人類はしています。そのライフスタイルを転換できるような教育プログラムの普及に努めているところです。

2015年3月、WWFジャパンは、横浜市と環境分野の連携協定を結んだのを機に、"One Planet YOKOHAMA Lifestyle"を同市で実現させるアイデアを検討しています。

東市ヶ尾小学校6年3組のみなさんに香港の学校のメッセージを届け、喜ばれました 

アイデアのひとつとして、横浜市の環境教育出前講座に「地球1個分の暮らしをめざして」を登録。

平成28年度は、東市ヶ尾小学校の6年生と環境のことを考えました。6年3組のみなさんは、ESDに熱心なWWF香港の仲介で、香港の小学校とメッセージ交換による国際交流をすることになりました。

6年3組のみなさんは、世界自然遺産や東京五輪のこと、日本の学校のことなどを分かりやすいメッセージにまとめて、昨年12月に香港の小学校に送付。

東市ヶ尾小学校6年3組から香港へ送ったメッセージ

2月下旬、香港の学校からリサイクル活動のこと、省エネのこと、香港のお祭りのことなどを調べてまとめた返事を受け取りました。

3月8日、東市ヶ尾小学校の6年3組のみなさんに日本語になった返事をお持ちすると、「色がたくさん使ってあって、きれい」、「よく調べてある」、「写真や絵がいい」といった感想が聞かれました。香港から届いたメッセージに興味をかき立てられた様子です。

香港の小学校から届いた返事のメッセージ

平成29年度は市内の学校教員向けにESD講習会を6月に開催の予定です。そして、横浜と香港を結ぶ学校間国際交流も実施します。
環境について学び、関心のある学校には、学校間交流に参加いただく。その準備を今、進めています。

関連情報

関連サイト

平成29年度の講座は3月31 日に横浜市環境創造局によって講座一覧がウェブ上で公開され、受付が開始されます。

左はWWF香港のアンジェラさん。右は香港の学校の先生

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C&M室 メディアグループ所属
大倉 寿之

メディアを通じた環境情報の発信を担当しています。ESDなど教育に関わる仕事も手がけています。

90年代の諫早干拓問題やオゾン層破壊の話題はけたたましくアラーム音が鳴り響く「警告の赤」。一方、今の温暖化の進行や自然資源の過剰消費は、いつみても「要注意の黄」がともっている状態なのかもしれません。これに慣れっこになってはいけない、そう思いながら、環境ニュースに日々感度の高いアンテナを張っています。

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