プラスチックの大量生産・大量消費・大量廃棄 からの脱却へ向けた対話型イベント 「プラスチック・サーキュラー・チャレンジ2025みらいダイアログ」を実施


公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン(東京都港区、会長:末吉竹二郎、以下WWFジャパン)は、容器包装/使い捨てプラスチックを多く取り扱う企業から5社と、サーキュラー・デザインや環境問題の専門家、政府(環境省)、生活者(ユース)とともに、持続可能なサーキュラー・エコノミーへの転換に向け、未来志向の対話をする「プラスチック・サーキュラー・チャレンジ2025 みらいダイアログ」を、環境月間初日の2022年6月1日(水)に開催いたしました。本イベントでは、プラスチックの大量生産・大量消費・大量廃棄に基づかない持続可能でサーキュラーな未来をどのように創っていくか、各者の視点から対話形式で協議しました。

イベント登壇者

【主催】WWFジャパン 三沢行弘(プラスチック政策マネージャー)
【ファシリテーター】大学院大学至善館教授 枝廣淳子氏
【ゲスト】京都工芸繊維大学未来デザイン・工学機構教授 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授 水野大二郎氏
【行政】環境省 平尾禎秀氏(環境省環境再生・資源循環局総務課リサイクル推進室 兼 循環型社会推進室長)
消費者庁 吉村 紀一郎氏(消費者教育推進課長・来賓)
【企業】キリンホールディングス株式会社 別所 孝彦氏(CSV戦略部 主務)
日本航空株式会社 張 叶氏(ESG推進部)
日本コカ·コーラ株式会社 飯田 (眞利子)征樹氏(広報・渉外&サスティナビリティー推進本部 サスティナビリティー推進部 部長)
ネスレ日本株式会社 嘉納 未來氏(執行役員 コーポレートアフェアーズ統括部長)
ユニ・チャーム株式会社 上田 健次氏(執行役員ESG本部長)
【ユース】慶應義塾大学 蟹江憲史研究会 落合 航一郎さん、田中 文也さん

第1部「プラスチック・サーキュラー・エコノミーによる持続可能なビジネスの創造」

プラスチックの大量生産に基づかない持続可能な「サーキュラー・エコノミー」によるビジネスの創出をディスカッション
基調講演として水野大二郎氏より、持続可能なサーキュラー・エコノミーへ早期転換するために重要なデザイン理論や手法であるサーキューラーデザインについて、また企業に求められる役割についてご講演いただきました。その後、枝廣淳子氏、水野大二郎氏、日本航空、日本コカ·コーラ、WWFジャパンにて、持続可能なサーキュラー・エコノミーへの転換により築くべき未来とはどういうものか、また企業はそれをどのように設計・実現できるのかについて、パネルディスカッションを行いました。

第2部 「ユース×企業×国 本音で語るプラスチックの持続可能でサーキュラーな未来」

生活者やユースの「持続可能なプラスチック・サーキュラー・エコノミー」転換への期待を提示、企業や政府と共創を議論
冒頭でWWFジャパンより、特設サイト上で集めた、生活者から企業へのリクエストを発表しました。そして、「『パッケージレス/リユース/水平リサイクルに基づく未来』に向けた企業・政府・生活者の共創」をテーマに、次世代を担うユース(慶應義塾大学蟹江憲史研究室)から、環境省平尾禎秀氏、キリン、ネスレ日本、ユニ・チャームに率直な疑問や提案・期待を投げかけ、枝廣淳子氏のファシリテートの下、将来の展望やその実現に向けての共創の機会を探りました。

当日のグラフィックレコード

「プラスチック・サーキュラー・チャレンジ2025」とは

WWFジャパンの呼びかけで、2022年2月にスタートした企業プラットフォーム。2025年を重要なマイルストーンに据えた意欲的で包括的な自主コミットメントの下、持続可能なサーキュラー・エコノミーへの転換による、プラスチックの大量生産・大量消費・大量廃棄から脱却を図ります。サーキュラー・エコノミーとは、製品やサービスを設計する段階から、新たな資源の投入や廃棄をできるだけゼロに近づけるようデザインした上で、回収・リユース・リサイクルの推進等によって、限りある資源を永く循環させながら使い続ける社会経済のしくみです。

<参画企業>

キリンホールディングス株式会社、サントリーホールディングス株式会社、株式会社資生堂、日本航空株式会社、日本コカ・コーラ株式会社、日本水産株式会社、ネスレ日本株式会社、ユニ・チャーム株式会社、ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス合同会社、ライオン株式会社の計10社

<後援>

 

関連情報

「持続可能なサーキュラー・エコノミー」の概要 / プロジェクトホームページ:
https://www.wwf.or.jp/campaign/pcc2025/
「プラスチック・サーキュラー・チャレンジ 2025」発足発表会の概要(2022年2月22日実施)
https://www.wwf.or.jp/campaign/pcc2025/

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