パブリック・コメント(パブコメ)の書き方ガイド 「約束草案」編


3つの方法

  • 専用ウェブサイト(e-Gov)のフォーム、FAX、郵便の3つの方法で提出ができます。皆さんがそれぞれお好きな方法で提出しましょう。
  • 以下のリンクをクリックすると募集要項や意見提出様式、そして、意見募集の対象である「日本の約束草案(政府原案)」などがダウンロードできるページに行きます。意見の提出先などの情報はこちらをご覧下さい。
  • 「日本の約束草案(政府原案)」に対する意見の募集(パブリックコメント)について
  • ※注意点
    ・・ 郵送の場合は締切「必着」ですのでご注意を!
    ・意見募集の対象となっている「政府原案」の中で、どの部分についての意見なのかを具体的に指定することが求められています。ただ、なかなか、どの部分に関する意見とは言いづらいものもあるかもしれません。その場合、全般に関わることであれば、「②日本の約束草案」もしくは「①日本の約束草案の提出について」を意見対象箇所として書くといいでしょう。
    ・「1枚の用紙につき、1つの意見」しか書けず、2,000字までという字数制限があります。また、必ず100字以内の概要を書くことが必要です。ウェブサイト提出の場合は、概要を書く必要がありませんが、1つしか出せませんので、注意が必要です。

締切に注意

締切は7月2日(木)です。

書き方

  • 下の図では、FAXの例で書き方をご紹介しています。郵送でも、ウェブサイトでも、基本は同じです。
  • 下の事例の文例はあくまで例ですので、皆さん自身の言葉で書いてみてください。
  • たとえ1~2行でも、難しいことは抜きに自分の気持ちだけでも、意見としてはとても重要です。持続可能な脱炭素社会を作っていくために、ぜひ頑張って書いてみて下さい

<例>パブコメの書き方

書く意見の中身:あなたはどんなタイプ?

意見の中身は、あくまで皆さんの意見の意見を書けばよく、決まった書き方はありません。 文章も、敬体(ですます調)でも常体(である調)でもどちらでも構いません。

とはいっても、初めて書く方は迷われるかもしれません。なので、イメージをして頂くために、ちょっとした事例を挙げてみました。 繰り返しになりますが、ご自身の意見を書くことが重要です。

1つだけ、WWFジャパンからお願いがあるとすれば、以下の点に着目して書いて頂けると幸いです。今回の「日本の約束草案(政府原案)」は、主に2030年に向けた温室効果ガス排出量削減目標を中心に、日本がこれからどういう風に温暖化対策に取り組んでいくのかが書かれています。WWFジャパンは、提案されている2030年目標では、明らかに不十分だと考えています。少しでも、日本がより温暖化対策を強化することを促す意見を書いて頂ければ幸いです。

<タイプ1:全体的な意見をとにかく書く!>

1.意見対象箇所

①日本の約束草案の提出について

2.意見の概要 (100字以内で記載)

日本の温室効果ガス排出量削減目標は、2013年比で26%削減では不十分で、少なくとも30%以上、理想的には1990年比40~50%の削減目標を掲げるべきです。

3.意見及び理由(2,000字以内で記載)

現在、国際的な温暖化対策の取り組みは、徐々に進展してきてはいるものの、まだ不十分です。現状、全ての国々が掲げている削減目標を足し合わせても、地球の平均気温上昇を2℃未満に抑えるのに必要な削減量に足りません。
日本は、その中で、少しでも必要な削減量に近づけるように、自国の責任と能力に見合った貢献をしなければなりません。
そのためには、2030年までに2013年比で26%削減では不十分です。
・・・(略)

<タイプ2:1つ1つ細かく書く!>

1.意見対象箇所(該当する項目を数字にて御記入ください。なお、項目及び記載例は意見募集要領を御確認ください。)

⑥温室効果ガス削減目標積み上げの基礎となった対策・施策
〔1〕 産業部門

2.意見の概要 (100字以内で記載)

自主的な目標や取り組みに頼った 「低炭素社会実行計画の推進・強化」だけでは不十分で、発電所の排出規制基準、排出量取引制度、炭素税の強化などの施策を導入するべきです。

3.意見及び理由(2,000字以内で記載)

自主的な取り組みでは限界があり、また、それらの取り組みが本当に充分なものなのかどうか、業界以外へと充分に説明できません。
・・・・(略)

もっと詳しく書きたい人のために

WWFジャパンでは、過去にもこの問題に関連して、声明を発表してきました。今回のパブリック・コメント執筆の参考にして頂けましたら幸いです。

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