オーストラリアのアシカくん


web担当の三間です。次号の会報『WWF』に載せてもらう「レッドリストの動物たち」の原稿を書いています。

今度登場するのは、オーストラリアアシカ、です。

サウスオーストラリアとウェスタンオーストラリアの海岸に生息している海の哺乳類で、最初の保護のための法律が作られたのは、実に1889年! 今から百年以上も昔です。

ところが、いまだに絶滅の危機が去っていません。

かつての脅威は、毛皮を狙った乱獲でした。
その後、狩猟は禁止され、その脅威は、すでになくなりましたが、今はまた、新たな問題に直面しているようです。それは、このアシカだけでなく、アザラシやオットセイなど、他のさまざまな海の哺乳類にも共通した問題です。

これらの生きものたちを知ることは、本当に私たちと海との「付き合い方」を考えさせてくれる、貴重な機会になることを、今回もあらためて感じています。ちゃんと共存できれば、それは、海と私たち人類が、仲良くやっている!という一つの証になるでしょう。

次の会報は、2月の終わりにWWF会員の皆さまのお手元に届きます。
ぜひ、お楽しみに。

20110106a.jpg

会報のサンプルを差し上げます

ご希望の方はこちらのフォームから、[入会案内/入会申込書]をご請求ください。
*サンプルはバックナンバーを送らせていただく場合がございます。ご了承ください

 

この記事をシェアする

自然保護室(コンサベーションコミュニケーション グループ長)
三間 淳吉

学士(芸術学)。事務局でのボランティアを経て、1997年から広報スタッフとして活動に参加。国内外の環境問題と、保全活動の動向・変遷を追いつつ、各種出版物、ウェブサイト、SNSなどの編集や制作、運用管理を担当。これまで100種以上の世界の絶滅危惧種について記事を執筆。「人と自然のかかわり方」の探求は、ライフワークの一つ。

虫や鳥、魚たちの姿を追って45年。生きものの魅力に触れたことがきっかけで、気が付けばこの30年は、環境問題を追いかけていました。自然を壊すのは人。守ろうとするのも人。生きものたちの生きざまに学びながら、謙虚な気持ちで自然を未来に引き継いでいきたいと願っています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP