カキガールがASC戸倉っこカキを堪能!


この時期の海の味覚といえば、カキ(牡蠣)!お好きな方も多いかと思います。

そんなカキ好きの皆さんに、美味しいカキ情報をレポートする「KAKIGIRL(カキガール)」のメンバーが、ASC認証「戸倉っこカキ」を紹介してくれました!

ASCのラベル

「戸倉っこカキ」は、宮城県南三陸町、戸倉の名産品。
国際的なエコラベルである「ASC認証」を日本で初めて!取得した、折紙つきの逸品です。

このカキを生産する戸倉の皆さんは、東日本大震災で養殖設備のすべてを失いながら、復興の道のりの中で、それまでの過密養殖をやめ、地元の海を守りながら行なう新しいカキ養殖に挑戦。

海の環境を改善し、その成果として、良質なカキの生産を実現したのです。

戸倉の海。ASC認証は、戸倉の皆さんの自然への深い配慮と、大変な苦労の証です。

そんな、ただ美味しいだけではない、海の未来を考えた、世界にも誇れる「戸倉っこカキ」を、もっとたくさんの人に知ってもらい、味わってほしい!

と、いうことで先日、東京の世田谷にあるサステナブル・シーフード・レストランBLUEで、この戸倉の海の恵みを味わうイベントが開かれました。

今が旬!戸倉っこカキ

カキを愛してやまず、様々な産地のカキを堪能しているカキガールの皆さんですが、私たちがお伝えした「戸倉っこカキ」誕生の経緯と、そうした海の環境に配慮した取組みを応援する「ASC認証」には、いつもと違ったご興味をお持ちくださった模様。後日、公式のinstagramでもご紹介いただきました。

ASC認証「戸倉っこカキ」は、イオン系列のスーパーやイトーヨーカドー、大地を守る会、コープデリ連合会などでも販売しています。

こうしたシーフードを選ぶことが、環境に配慮した養殖を頑張る人々を応援し、海の自然を守ることにつながります。

ASC認証カキの目印は、緑色のお魚のラベル。このラベルをお店で見かけたらぜひ、皆さまも手に取ってみてください。(自然保護室 滝本)

KAKIGIRLの皆さん。ASCの取組みに真剣に耳を傾けてくれました。

関連情報

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自然保護室(海洋水産)
滝本 麻耶

デンマーク オーフス大学政治学科留学、慶應義塾大学法学部政治学科卒(法学士)、ドイツ アルベルト・ルートヴィヒ大学フライブルク大学院環境ガバナンス修士号取得。
大学・大学院にて、環境政策・環境ガバナンスについて学び、編集者、環境コンサルタントを経て、サイエンス・コミュニケーションの経験を積む。2017年WWFジャパンに入局。海洋水産グループにおいて、海洋環境保全や水産資源保護に向けて、消費の側面にフォーカスしたパブリックアウトリーチの取組みを行っている。

子どもの頃、ケージ飼いの養鶏場を見たことがきっかけで、自分が食べるもののこと、そして、自分がどんな世界・社会で生きたいんだろうと考え始め、環境哲学、環境政策、政治のことを学びました。大事にしているのは、大きく早く多くなるだけでなく、小さく遅く少なくなる「発展」もあるという考え方。この考え方をベースに、自分が生きたい環境がなくなってしまわないよう、頑張ります。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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