リオからの写真


広報担当の三間です。
今日からスタートする、国連の持続可能な開発会議「リオ+20」の会場、ブラジルのリオ・デジャネイロから現地の写真が届きました。

横断幕から何から、ポルトガル語だらけなので中身はよくわからないのですが、開幕直前のプレ・イベントなどは相当な賑わいの模様です。

この町の有名なキリストの像はきっと見ていたことでしょうが、20年前、この町では「地球サミット」が開かれました。

まだ学生だった当時のことは、あまり鮮明に覚えてはいませんが、それでも、これが環境問題に大きな転機!をもたらす期機会になったことは、その後、さまざまな経緯を知るにおよび、確かに理解するところとなりました。

この頃からすでに「持続可能な社会」の実現を目指してきたWWFという団体が、その具体的な手法としてFSCやMSCといった制度を導入し、また地球温暖化問題に本腰を入れるようになったのも、この「地球サミット」の後のことです。

もっとも、それから20年の間に、世界中の抱える問題が良い方向に解決されてきたのかどうかは、意見の分かれるところです。期待された成果が十分に出なかったことは、今も問題が悪化していることからも明らかですし、今回の会議がいかに大変なものであるか、という点からもうかがうことができます。

リオに還ってきたサミットが、どのような結果を見せるのか。それは、私たちの星の未来にどのような道すじを示すものとなるのか。注目したいと思います。

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自然保護室(コンサベーションコミュニケーション グループ長)
三間 淳吉

学士(芸術学)。事務局でのボランティアを経て、1997年から広報スタッフとして活動に参加。国内外の環境問題と、保全活動の動向・変遷を追いつつ、各種出版物、ウェブサイト、SNSなどの編集や制作、運用管理を担当。これまで100種以上の世界の絶滅危惧種について記事を執筆。「人と自然のかかわり方」の探求は、ライフワークの一つ。

虫や鳥、魚たちの姿を追って45年。生きものの魅力に触れたことがきっかけで、気が付けばこの30年は、環境問題を追いかけていました。自然を壊すのは人。守ろうとするのも人。生きものたちの生きざまに学びながら、謙虚な気持ちで自然を未来に引き継いでいきたいと願っています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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